「怒り」をマネジメントしよう その1(2025/3/26)
今週からしばらくは、
ネガティブ感情の中でも
他人とのトラブルにも関わる
「怒り」という感情について
考えてみたいと思います。
そもそも「怒り」は、
目の前の敵と戦うために
自分の態勢を準備する
(心拍数や血圧を上げる、
筋肉を緊張させる、
胃腸の動きを抑えるなど)、
生存に関わる
原始的で重要な感情です。
怒りの感情があるからこそ
人類は生き延びてこられた
とも言えます。
まったく怒らないのがいい
というわけでもありません。
これはネガティブ感情全般に
言えることですが、
「必要な感情だから
自分に備わっている」
というスタンスで
付き合い方を考えるほうが
現実的で有効になります。
ところで最近なにか、
ムカッと腹の立つことは
ありましたか?
と聞かれて思い出していると
忘れていたのに
また、だんだん腹が立ってきたり
するかもしれませんね。
そうすると、
体が戦闘モードになりますから
頭に血が上ったり、
呼吸が浅くなったり、
体に力が入ったり、
してくると思います。
あなたの闘争本能が
正常に機能している
ということではありますが、
この状態が長く続いてしまうと、
自分自身を消耗してしまいます。
また、あなたの側に
なんだか理由はわからないですが、
「怒り」のオーラを
むき出しにしている人がいると
考えてみてください。
そんな人には
近づきたいと思いませんよね。
「怒り」は大切な人との
円滑なコミュニケーションを
邪魔する要因にもなります。
自分のためにも、他人のためにも、
「怒り」を適切な範囲で
コントロールして
穏やかに生きるすべを
身につけたいものですね。
~次回へと続きます~
あなたの「べき」をやめるべき!?(2025/3/19)
あなたには、
いくつの「べき」が
あるでしょうか?
・子どもの前では、
いつも優しい母親であるべき
・親からの期待に応えるべき
・パートナーは、
いつでも私を愛するべき
・男なんだから
人前で弱音を吐くべきではない
・人にはいつも親切にすべき
もちろん、
それぞれの価値観があるので、
いくつかの「べき」は
誰でも持っていますし、
悪い事でもありません。
さらに、
・人のものを盗むべきではない
・仕事で得た情報を
他の目的で使うべきではない
といった、社会のルール、
仕事のルール、のような
重要な「べき」もあるのですが、
あなたの中に、あまりにたくさんの
「べき」を持ちすぎると
とても、苦しくなってしまいます。
自分を苦しくする
物事の見方・捉え方は、
認知行動療法で、
「認知の歪み」とか「偏り」、
と言われるものです。
強すぎる「べき」は
自己肯定感の低下や、
他人への攻撃性に繋がり、
結果として自分も他人も
苦しめてしまいますので、
「~すべき」「~すべきでない」
が口癖になっているような方は、
少し見直してみませんか?
どうしてその「べき」を
自分が持つようになったか、
きっちりと分析してみるのも
アプローチ法ではあるのですが、
ここでは、もっとお手軽に、
語尾を変えてみましょう。
「べき」と言う(思う)代わりに
「できれば、~のほうがいい」
あるいは、
「~だったらいいかも(笑)」
くらいでもいいです。
これだけで、強すぎる「べき」が
なんだか柔らかい感じに
緩みませんか。
ということで、
あなたの「べき」はやめる「べき」
というお話でした。
お気を付けください!本当にあった怖い話(2025/3/12)
今日は
心理学と関係がない話なのですが
この週末に、
ちょっと怖い思いをしまして
いつもこのメルマガを
読んでくださっている方には
バカな私の失敗を教訓として
共有させていただきます。
土曜日の朝、
インスタグラムでフォローしている
お店の方から
ダイレクトメッセージが入り、
「ネットの釣り番組の
アンバサダーの座を争っているので
投票に協力してもらえませんか?」
と依頼がありました。
まあ、それぐらいいいか、と思って
「いいですよ。
どうしたらいいですか?」
と返信したところ
「投票用のコードを
SMSメッセージで送るから
電話番号を教えて」と言われ
しばらくすると、それらしき
メッセージが送られてきて
今度は、「そのメッセージを
スクショで撮って送って」
と言われ、
素直に送り返したら・・・
ほどなくして、自分のインスタに
ログインができなくなりました!
これは、まさか騙されたのか!
と思って開店時間を待って
お店に電話してみたら、
「うちのお店の
インスタのアカウントが
乗っ取られてしまった
みたいなんです・・・」
とのことでした。
そうなんです、
まんまと騙されて自分のインスタの
アカウントを
乗っ取られてしまいました!
その後、必死になって
アカウントを取り返す方法を見つけ、
なんとかホッとしたのですが、
夜中に今度はFacebookのアカウントが
乗っ取られるというオマケまで!
同じMeta社のアプリなので、
取得された情報を使って
Facebookの乗っ取りも
できてしまうようなんですね。
こちらも、
なんとか早めに気が付いたので
取り戻すことはできたのですが、
久しぶりに
パニックになってしまいました。
こうやって振り返りながら
文字にしてみると
なんで途中で
気が付かなかったんだろうと
冷静に感じますが
人からの依頼に応えて
感謝されたかったのか、
いいカッコがしたかったのか、
自分の中のバイアスが
騙される要因を作ったように
思います。
賢明なみなさんは、
こんなバカな失敗は
されないと思いますが、
個人情報の管理には、
お気を付けくださいませ(-_-;)
最後に付け加えておくと、
夜中にパニックになって
眠れなくなってしまったので、
最近、このメルマガでも流行りの
「スージング・タッチ
(そっと胸に手を当てて目をつぶる)」
をしたところ
落ち着いて眠ることができましたよ。
こんな時にも役立つテクニック
だなあと再認識しました。
過去は変えられる(かもしれない)というお話(2025/3/5)
過ぎ去った過去は
変えられない・・・
それは不変の真理のように
思えますが、
実は変えられるかもしれない・・・
というお話です。
一説によると
おおよそ成人の7割は
程度の差はあれ、
過去の出来事による
なんらかの心の傷を
抱えているのだそうです。
お読みくださっている方の中にも
過去の不幸な出来事、
取り返しのつかない失敗など、
タイムマシンで戻れるなら
変えたい過去があるという方も
いらっしゃるかもしれませんね。
残念ながら、
過去に起こってしまった
「出来事」そのものを
変えることはできませんが、
それをどう自分が理解するか、
ということなら変えることが
できるかもしれません。
考えても見てください。
私たちは、現在目の前で
起こっていることですら、
一人一人が自分の価値観や捉え方
というフィルターなしには
見ることができません。
同じ出来事を、同時に見ながらも、
異なる立場から眺めれば
まったく違った感想を持ちますね。
たとえばスポーツ観戦であれば
どちらのチームを応援しているか、
自分でも自覚があるので
自分の見方のバイアスを
意識するのは比較的簡単ですが、
日常の出来事では
物事がそうシンプルでは
ありませんし、
自分の見方が
浅かったことや偏っていたこと、
相手の深い意図や事情を
理解していなかったことに
あとになって気が付くという経験を
することも多いと思います。
過去の辛かった出来事の
理解を書き換えるのは
簡単ではありませんが
その辛さを少しでも和らげるには、
「今」が幸せだと感じ、
感謝することが
スタート地点になります。
「今」が幸せであれば、
そこに繋がってきた過去の出来事や
過去の人々(自分も含めて)
の存在や行いを受け入れて、
許すこともできるのでは
ないでしょうか。
たしかに辛かったけれども、
過去の出来事や人々が
少しでも違っていたら
「今」とまったく同じ状況には
なっていなかったわけですから。
辛い過去の傷が癒えずに苦しい
という方は
「今」の幸せを感じられるように
エネルギーや意識を
向けてみるのも一つの方法です。
アタマ・ココロ・カラダ(2025/2/26)
人間には、
頭(思考)と、心(感情)と、
体とがありますが、
悩み事や辛いことがある時は、
どうも頭と心の間でグルグルと
止まることのない無限ループに
入ってしまいがちなようです。
自分にとってネガティブな
出来事や状況があり、
そのことを考えていると
気分がどんよりと
落ち込んできてしまいます。
その、どんよりした気分で
物事を眺めると
普段より悲観的に
見えてきますので、
「ああ、なんでまた・・・」
などと考えて、
さらに落ち込んでしまう、
といった具合です。
こんな時に
苦しみから逃れるために、
考え方を変えてみようとか、
気分を変えてみようとか、
そういったアプローチも、
もちろんアリなのですが、
頭と心の無限ループから
いったん離れて
「カラダ」へと意識を集中する、
というのも効果的な方法です。
先日ご紹介した
自分の手のひらを胸にあてて
その温もりを感じるという
「スージング・タッチ」も
わかりやすく自分のカラダに
意識を集中するにはよい方法です。
いろいろと考えたりせずに、
ただ、手のぬくもりを感じる…
また、悩み事やストレスが重なって
心が辛い時は、
自分のカラダの不調や疲労を
見過ごしやすくもなります。
時々立ち止まって、
カラダからの声やサインに
意識のチューニングを
合わせてみてくださいね。
バスから見た世界(2025/2/19)
訳あって、ここのところ
路線バスに乗ることが多く
空いていれば後ろのほうの座席に
座るようにしています。
私は自家用車を持っていないので、
いつもは歩きか自転車なのですが、
バスの後部座席は
一段高くなっていますから、
いつも見ている街の風景が
少し違って見えたり、
気づいていなかった看板やお店に
気づけたりして
新鮮な気分になります。
自分のことを俯瞰して
客観的に見つめる視座として
「メタ認知」と呼ばれる
ポジションがあります。
よく「幽体離脱」して
自分を上から見ているイメージ
とご説明していますが、
バスの後部座席も、
いつも見ている景色を、
視点を高くして客観的に見る
効果があると思います。
歩いている人を
上から観察するのも楽しいですよ。
バスの高さといい、
ちょうどいいスピード感といい、
絶妙な感じなので、
ぜひ、お試しください。
普段から満員のバスで
通勤している方には、
何をのんきな事をと、
叱られるかもしれませんが・・・
そうやって、視点のレベルを
どんどん上げていき、
宇宙の視点から見たら
すべて小さなこと
人の人生も一瞬のまたたき
自分の悩み事も、
どうでもいいように
見えてきたりして・・・
悩んだ時は、
少し視線のレベル感を上げて
上から眺めてみると
ヒントが見つかるかもしれません。
靴を磨いて出かけよう(2025/2/12)
おはようございます。
今日もお出かけになると
思いますが、
あなたの靴は綺麗ですか?
どうも人からぞんざいに
扱われることが多いとか、
いつも身勝手な人に
振り回されてしまうとか、
自分は男運・女運が悪く
ろくでもない男(女)とばかり
縁ができてしまう、
などという気がする方は
自分で自分のことを
大切に扱えているか、
チェックしてみましょう。
自分の都合で
他人を振り回したり
利用するような人は、
自分のことを
大切にしていない相手が
一番の好物です。
こういう人から身を守り、
他人から大切に扱われるためには
自分自身を
大切に扱うことが先決です。
大切にするといっても
なにも高価なブランド品を
身につけるとか、
高級外車を買いましょう
ということではありません。
・ちゃんと自分の心身を
ケアできているか?
・自分のやりたいことや
好きなことを
優先できているか?
・自分の家族や持ち物を
丁寧に扱っているか?
・自分がしたくないことを
頼まれたときに嫌と言えるか?
といったことです。
そいうことでは
身だしなみというのは
自分を大切にしているかどうか?
ということが
表面に現れやすい部分ですし、
特に靴などは、身だしなみの中でも
その人の油断や余裕のなさなど、
本質が現れやすいんでしょうね。
たとえ古くても、安くても、
きちんと汚れを取ったり、
手入れしてあるかどうか。。。
身なりや持ち物で
人を判断するのは
感心したことではありませんし、
怒りを表す定番フレーズとして
「人の足元を見やがって!」
というのもありますが、
一流ホテルのサービスマンは、
お客さんの靴は、
やはり確認するそうですね。
さて、足元を見てください。
あなたの靴は、汚れていませんか?
インド人から教わったこと その1(2025/2/5)
若い頃に、
インド人の英会話の先生
と親しくなって、
先生の自宅でヨガを教えてもらう、
というレアな機会がありました。
ヨガのほうは、
もう忘れてしまったのですが、
「人生で大事なこと」として、
教えてもらったことがあります。
先生は鉛筆で丸を描いて、
7割くらいまでを黒く塗りつぶし
ここの塗っていないところ、
「スペース=余裕」が大事だ
と教えてくれました。
飲んだり・食べたりするときも
胃や膀胱の限界まで
詰め込むのではなく、
もうちょっとほしいかな、
という所でやめておく。
仕事をする時も
限界まで働くのではなく、
もう少しできるけど、
という所で休みを取る。
人のケアをする時も
自分がやれることは
何でもしてあげる、
ではなく自分のケアの時間も取る。
なんでも
(気力・体力・お金・・・)
少しの余裕を残しておくことが
肝心だと。
若い時は、
ピンとこなかったことですが
その後教えを忘れ、
限界まで頑張るというスタイルで
自分を痛めつけて苦しんだ結果、
今になって、
先生の言ったとおりだなぁと
思い知らされました。
せっかく教わっていたのに、
その後の人生で
実践できていませんでした。。。
年を取ったこれからは、
もう少し賢く、
余裕を心がけ、
自分をいたわりながら
生きていきたいと思いますが、
自分でブレーキをかけるのって、
難しいですね・・・
相変わらず飲みすぎて、
二日酔いに後悔しながら
このメルマガを書いている私。。
思いやりのパイプが詰まるとき(2025/1/29)
人は本来、誰しもが
「思いやり」を持っている
とされています。
「思いやり」には、
①自分から他人へ
②他人から自分へ
③自分から自分へ
の3つの方向があります。
人生が穏やかにすすんでいる時には
この3つの流れがスムーズで
私たちを取り巻いて「思いやり」が
うまくパイプの中を
循環しているイメージです。
いっぽう、
何らかの心の問題を抱えている時は
「思いやり」が
3つの流れのどこかで
パイプ詰まりを起こしているかも
しれません。
①自分から他人へ
わりと理解しやすいと思いますが、
親しい人が悩んでいたり、
困っているお年寄りがいた時には、
多くの人が
「大丈夫かな」「心配だな」
という感情を持つと思います。
(実際に、何か行動できるかどうか
は別にして)
人は本来やさしいんですね。
他人の困難を理解して
助けようとするのは、
体力的に
決して強くない動物である人間が
生き残れてきた所以でしょう。
しかし、自らが
強いストレス下にあるときなどは、
余裕がなくて、
他人の困難に気が付けず、
この流れが滞りがちです。
②他人から自分へ
こちらは①と比べると
苦手だとおっしゃる方が
多いかもしれませんね。
人に親切にされたり、
好意を示してもらうと、
「何か、裏があるんじゃないか」
とか「受けた好意を返さなきゃ
いけない」
などと感じてしまったり。
たしかに世の中には、
悪意を持って「親切なフリ」で
近づいてくる人もいるので
適度な警戒心は必要ですし、
受けた好意を返していくのも
人間関係では大切ですが、
あまりこういった意識が強すぎると
良好な人間関係を構築する阻害要因
になってしまったりします。
残念ながら、幼少期に
養育者からの無償の愛を
受ける体験が少なかった方は、
この流れがうまくいかないことが
多いようです。
③自分から自分へ
意識しないと
これが一番難しいと思いますが、
ここの所繰り返しお伝えしている
「セルフ・コンパッション」
ということになります。
ほとんどの方は、これまで
自分で自分を思いやるなんて
教えてこられなかったので、
最初は難しいかもしれませんが、
練習によって
育てていくことができます。
この流れがあるからこそ、
他人にやさしくする
余裕が生まれたり、
自分は他人からのやさしさを
受け取ってもいいんだと思えたり、
他の流れの改善にも
つながっていきます。
「思いやりのパイプ」の
詰まりでお困りの場合は、
最寄りの水道屋さん、ではなく、
カウンセリングでご相談ください。
あなたの部屋のもう一人の住人(2025/1/22)
想像してください。
あなたは、
小さな部屋で一人暮らし
のはずですが、
気が付いたら、いつからか、
あなたそっくりの居候が
ずっと一緒に住んでいます。
自分はゴロゴロして
何もしないくせに
たまに口を開くと
「お前、イケてないな」とか
「何やらせてもダメだよね」とか
「いつもツイてないなー」とか
嫌なことばかり、
あなたに話しかけてきます。
あなたは、「何じゃ、こいつ」、
と腹立ちながらも、
まあまあ痛い所をついてくるので、
その都度、
気分が悪くなったりします。
そうです、居候の正体は
「自己批判」くん(ちゃん)です。
本当にこんな居候が部屋にいたら、
早々にたたき出すのが
いいのですが、
「自己批判」くんは
自分でもあるので、
追い出すことはできません。
うまいこと
付き合っていくしかないんですね。
でももし、「自己批判」くんの
性格がよくなって、
「お前、まあまあやるじゃん」
「けっこう頑張ってるよね」
「こういうこと得意だよね」
とか言ってくれるようになったら
どうでしょう。
すごく心強い応援団が
ずっと自分を励ましてくれる感じに
なれませんか?
ここのところ
セルフ・コンパッション
(自分への優しさ)
の話が多いのですが、
今回の例え話も、
そういうことです。
自分の心に住んでいる
居候の性格は、
セルフコンパッションの
考え方・アプローチを
あなたが採用することで、
変えることができます。
「自分の中のもう一人の自分」と
いい関係を作っていきたいですね。
あなたもやってる「すごいこと」(2025/1/15)
車を持っていないので
普段は運転しないのですが、
年末に用事があって
久しぶりに
レンタカーを借りました。
若い頃は、
地方で営業の仕事をしてましたので
1日何百キロとか、
ふつうに運転していたのですが
久しぶりの運転となると
神経も使いますし、
すごく疲れました。
運転と同じで
普段やっているようなことは
自分にとってはあたりまえで
たいしたことをやってないように
思いますが、
人というのは
けっこうすごいことを
毎日やっているものですね。
カウンセラーという職業柄
他の方の人生を
垣間見させていただくのですが
どなたとお話ししていても
「それは、すごいことを
されているなぁ」
と思うことが常です。
それをお伝えしても、
たいていのかたが
「いや、それほどでも・・・」
とおっしゃいますが。
ちょっとだけ
他人になったつもりになったり、
あるいは
初心者だったころの自分にもどって
今の自分のしていることを
その視点から見てみたら
けっこう、
すごいことをしていませんか?
もし、
そういうことが見つけられたら
迷わず素直に
「すごい。頑張ったね」と
自分を褒めてあげてくださいね。
日々、すごいことを続けながら
人生を送っているのだから
気づいていなくても
みえない緊張やストレスに
晒されているということです。
自分自身への優しさと
セルフケアをお忘れなく・・・
親切のネタ探し!(2025/1/8)
新しい年がスタートして
一週間が経ちましたが
滑り出しはいかがでしょうか?
ゆっくりできたのも束の間、
さっそく仕事でバタバタ、
少し忘れていたイライラや
モヤモヤも戻ってきてしまった、
という方は、
いらっしゃいませんか?
今日は、そんなあなたに、
簡単に気分を「少しだけ」よくする
小手先のテクニックを
ご紹介します。
街中で困っている人を
手伝ってあげたり、
忙しいだろうにとても丁寧な
対応をしている店員さんだったり、
人に親切にしている人をみると
こちらまでいい気分に
なったりしますよね。
私は残念ながら、
だいぶ意識しないと
人に親切できないほうなので、
さりげない親切を
自然にできる方を見かけると、
本当に清々しくて尊敬します。
同時に自分が恥ずかしくなったり。
今日の小手先テクニックは、
私のように
親切が苦手なタイプの方に、
より効果的かなと思います。
方法は簡単で、
通勤・通学・お出かけの道すがら、
「何か、人に親切にできることはないか?」
と考え、観察しながら、
歩いてみてください。
いつもと違って、
少し客観的に
世界をみることができる自分に
気が付くと思います。
しかも、
「何か、親切をしてあげる」
ということは、
少し自分の心に
余裕がないとできません。
逆説的ですが、
「何か、人に親切にできることはないか?」
と考えるということは、
強制的に、
世界に対して客観的になり、
心に余裕を生む効果があります。
その気持ちのまま、
実際に親切にできればよいですし、
たとえ親切できなかったとしても、
クヨクヨする必要はありません。
「今日は、私が親切にしなくても、
みんな幸せそうだったから、
ま、いいか」
くらいに考えてくださいね。
あなたの気分が、
少し良くなったとしたら、
それでこの方法の目的は達成です。
そう、
「情けは人のためならず」
ですから。
この世界は、
心をネガティブにするような
出来事には事欠きません。
小手先のテクニックやら、
本格的な思考法やら、
いろいろと組み合わせて
試しながら、
自分に合った方法を見つけ、
少しでも幸せを感じる時間を
増やしていきましょう!
自分にやさしくタッチ(2025/1/1)
みなさま、
新年あけまして
おめでとうございます。
今年はちょうど
1月1日が水曜日ですので、
このメルマガも
切りよくスタート
させていただきます。
せっかくの新年第一号なので、
今日は、きっとみなさんにも
役に立ちそうな
「スージング・タッチ」という
簡単なエクササイズを
ご紹介させていただきます。
soothingは「心を落ち着かせる」
とか「なだめる」
といった意味です。
基本のやり方はとても簡単で、
1.両方の手のひらをこすり合せる
2.手のひらがだんだん
温まっていくのを感じる
3.目を閉じて、手のひらを
胸にあて温もりを感じる
以上です。
やっていただくと
不思議と安心したり、
あたたかい気持ちになることを
体感できるのではないでしょうか。
これは、何度も紹介してきている
「セルフ・コンパッション」
(自分に優しくすること)
を高めるためのエクササイズで、
この動作を一日20秒、
一か月続けるだけで、
あなたの
「セルフ・コンパッション指数」
が向上すると言われております。
基本動作はこれだけですが、
手をあてる位置を
別の場所に動かしてみたり
(首の後ろ側とか、顎とか)
自分をハグするような
動作を入れてみたり、
自分が「気持ちいい」「落ち着く」
という方法を探してみてください。
あまり気分がよくならない場合や、
触れる場所によって
嫌な感じがする場合は
けして無理をせずに。
気が進まないなら
止めても大丈夫です。
みなさんのご感想や、
気持ちいい方法が見つかったら、
ぜひ、教えてくださいね。
今年は、
自分に優しい一年
にしましょう!
今年を気持ちよく締めくくるミニワーク(2024/12/25)
今年も残り1週間となりましたね。
このメルマガも、
今日が年内最終号です。
ということで、
今日は気持ちよく今年を締めくくる
簡単なワークのご紹介。
紙を2枚ご用意ください。
1枚目の紙には
「今年できたこと」を
書いていきます。
・〇〇の資格を取った
・〇〇の目標をクリアした
・新しく○○を始めた
・休みを取って○○に旅行した
といった派手なものは、
割と思い出しやすいと思いますが、
・〇〇の練習を続けた
・○○さんと飲みに行った
・〇〇の薬を飲み続けた
・〇〇というイベントに参加した
・〇〇さんの手伝いをした
とか細かいものは
忘れてしまいがちです。
些細なことでも、
できるだけ書き出して
いきましょう!
日記や手帳を付けている人は
それを頼りにしてもいいですし、
自分が投稿したSNSや、
送ったメッセージなども
やったことを思い出す
材料になりますね。
少し時間を取って
この作業をしてみると
意外に多くのことをした自分に
「よく頑張ったな―」と
気づけるのではないでしょうか。
また、年の初めの頃と
状況や考え方が変わったことにも
気が付くかもしれません。
ともかく、できるだけ書き出して
頑張った自分を
褒めてあげましょう。
オプションとして、
書き出したものから10個選んで、
今年のベスト10を選んでみるのも
楽しいかもですね。
2枚目の紙には
1枚目を書きながら浮かんできた
「やりたかったけど、
できなかったなー」
と思うことのうち、
「やっぱり、近いうちにやりたい」
ことを書いていきます。
できなかったことでも、
興味がなくなったりしたことは
あえて書かなくてもいいですね。
こっちの紙は、
そんなに真剣に
取り組まなくて大丈夫です。
反省しすぎると
落ち込んでしまいますので (笑)
こちらの紙のタイトルも
「今年できなかったこと」
ではなくて
「来年やること」
にしておきましょう。
それでは、みなさま、
よいお年をお迎えください。
今年も一年、
拙いメルマガをご覧いただき
ありがとうございました。
来年も、
よろしくお願いいたします。
カレーとストレスの関係?(2024/12/18)
突然ですが、みなさん、
カレーはお好きでしょうか?
もし、カレーにスパイスが
入っていなかったとしたら!?
それは、もはやカレーと呼べず、
別の汁物ですよね・・・
「ストレスは
人生のスパイスである」とは、
「ストレス」という概念を提唱した
ハンス・セリエさんが残した
名言だそうです。
「ストレス」は重なったり、
溜まったりすると、
私たちを悩ませる厄介者ですが、
適度なストレスは
自分を頑張らせたり成長させる
材料にもなります。
ストレスのない人生が
あるとしたら、
それはスパイスの入ってない
カレーのように
何の味わいもない
そもそも人生と呼べないもの
かもしれませんね。
人生からストレスを
取り除こうとするより
いかにうまく付き合って
コントロールしていくかを
考えるほうが、
うまくいきそうです。
あなた好みの
カレーのレシピを考えるように
あなたに合った
ストレスマネジメントを
考えていきましょう。
味の好みも、
年と共に変化するようです。
私も若い頃は
激辛カレーが好きでしたが、
今は、ほどほどの辛さが
美味しく感じます。
人生に必要なスパイス(ストレス)
の量も、
年を取ったら、
ちょっと控えめで
いいかもしれませんね。
【お手軽心理実験?】他人から見た自分の姿を知る(2024/12/11)
人間だれしもですが、
他人のことはよくわかるのに、
自分のこととなると
よくわからないことが多いですね。
それもそのはず、
他人の姿は、
自分の目で見ることができますが、
自分の姿を、
自分の目でリアルタイムに
見ることはできませんもんね。
日常的にテレビ出演など
されている方ですと、
自分の姿を見ることにも
慣れているかもしれませんが、
一般人の場合そうはいきません。
ということで、
今日は一つみなさんに
試してもらいたい実験があります。
といっても簡単なことですが、
パソコンからZoomに接続し、
ビデオ(カメラ)の設定から
「マイビデオをミラーリング」
のチェックを外してみてください。
これだけです。
(すみません、スマホ版Zoomでは
設定の変更方法を
見つけられませんでした。
知ってる方は教えていただけると
助かります。)
Zoomの初期設定では、
「マイビデオをミラーリング」
がオンになっています。
つまり画面には、いつも見慣れた
鏡の中の自分と同じ画像が
見えているのですが、
この設定を変更すると、
他人の目線で見た自分を
見ることができます。
これが、とっても
気持ち悪いんです。
人にもよると思いますが、
私の場合、この設定にすると
ものすごい違和感を感じ、
自分の顔の左右バラバラなことや、
年取ってたるんでしまった頬や、
薄くなった髪が気になって、
5分と見ていられません。
いつも鏡では
自分に都合の悪い部分は
見ないようにしたり、
自分に都合のいいように
「脳内補正」している
ということでしょうね。
同じようなことが、
自分の心についても
起こっていると思います。
他人から見た自分と、
自分が心で思う自分のギャップが
ひょっとすると、
あなたの生きづらさの原因
になっているかもしれませんね。
自分の心の中を見るには、
Zoomのように
簡単な装置がないので、
そういうときはやっぱり・・・
カウンセリングです。
自分と向き合う作業は、
他人から見た自分を
Zoomで見た時と同様に、
目をそむけたくなったりする
かもしれませんが
自分に迷った時には
必要な作業です。
アサーションへの道は1日にしてならず(2024/12/4)
人と人との
理想的なコミュニケーション
のあり方として、
「アサーション」
「アサーティブネス」
という手法があり、
このメルマガでも
何度か取り上げています。
簡単に言うと、
「相手の考えや意見の違いを
違いとして認め尊重しつつ、
自分の意見や要望も
冷静に伝えるスキル」で、
両者がこの手法で、
対等な立場から
コミュニケーションを取るのが
理想的と考えられます。
確かに、
理想的だなぁと思う一方で、
現実世界ではお互いの役割や
立場などもあり、
なかなか実践が
難しかったりもします。
さらに、人間誰しも、
自分の考えや意見が
「正しい」と思いたいので、
他人から自分と異なる意見を
出されると、
ついムッとして、
「なんだよ」「そんなのおかしい」
と反応したくもなります。
そんな時は、
反射的に反応するのではなく
一呼吸おいて、
「これはアサーションを
身につけるための応用問題だな」
と考えてみてはどうでしょうか。
アサーションを態度として
定着させるには、
何度も繰り返しながら、
体に馴染ませていくしか
ありません。
「多様性を認める」ことは
今や常識になっており、
そこから逸脱する言動があれば、
ネット上で袋叩きになるような
風潮もありますが、
一方で「多様性を認める」という
綺麗な言葉の裏で、
社会の分断が進んでいます。
この時代に多くの人が
アサーションを身につけることは、
さらに重要になっているように
思います。
偉そうなこと書きましたが、
多分に自戒と反省の念をこめて、
自分へのメッセージ
でもあります (^_^;)
未熟な私もアサーションへの道を
ゆっくりながら修行中です。
青臭い気持ちを新たにしました(2024/11/27)
先週末は久しぶりに、
「ポジティブ心理学」の
オンラインセミナーを
実施させていただきました。
今回のセミナーは、
私同様にカウンセリングの勉強を
している方々向けでしたので、
とても積極的に参加していただき、
ポジティブなフィードバックも
いただいて
私のポジティブ感情も、
だいぶチャージすることが
できました。
自分で話をしながら、
実践できていないことも多く、
「そうだったよな」と反省したり、
質問をいただいて
新たな気づきがあったり
とても貴重な機会でした。
そもそも、
私がポジティブ心理学に
憑りつかれた?のは
50歳を過ぎたころ、
幼少期のような
赤貧の生活からは逃れ、
それなりに仕事にも家庭にも
恵まれているのかも
しれないけれど、
「なんだか、
あんまり幸せじゃないな・・・」
と感じており、
いい歳をして、
「人生とは何か?」
「幸せとは何か?」
「俺の人生、これでいいのか?」
なんていう答えの出にくいことを
考えて悶々としていたころです。
今考えると、
ミッドライフ・クライシス
真っただ中、だったと思います。
そんな状態の私に、
一条の光のように差し込んできたのが、
ポジティブ心理学の考え方でした。
具体的な工夫によって、
自分で自分の幸福度を
上げていく方法は
自分の人生に
主体的に向き合い直す
きっかけにもなりました。
今、「人生とは何か?」
の私なりの答えは、
「人生は、自分らしく、
幸せになるためにあるんだ」
ということです。
ミッドライフ・クライシス
をはじめ、
人生の困難の中にいる方に、
カウンセリングと
ポジティブ心理学を通して、
「それぞれの方らしい幸せ」を
感じていただく
お手伝いをしたい・・・
悲しいくらいの微力だけど・・・
と青臭い気持ちを新たにしました。
いつも、みなさんには、
メルマガを読んでいただき
「いいね」やら
コメントやらをいただいて
ありがとうございます。
とても励みになっております。
たいした内容ではありませんが、
これからも、
よろしくお願いいたします。
求めすぎないお付き合い(2024/11/20)
新しい人と知り合いになって
最初はウマが合うと思っていたのに
だんだん、
「あれ?こんなことする人なの?」
「そんなこと言うの?」
なんてガッカリすることは
ないでしょうか?
これはあたりまえの現象
でもあるんですよね。
特に親しくないうちは
相手に関して
知っていることが少ないので、
人間は自分の先入観に従って
「こんな人だろう」と
不足している情報を
補っていますが、
付き合いが深くなっていくと
情報が増えてきて
自分が勝手に思っていたこととの
ギャップがはっきりしてきます。
ごくまれには、
自分が思っていたより
相手の美点・長所があとになって
わかることもありますが、
たいていの場合、
自分が期待していたことと違って
ガッカリ、
ということが多くなります。
人づきあいが苦手
という方の中には、
せっかく出会えた心を許せる人から
自分の期待することを
全部得ようとし、
深く親しくなろうと
我慢や努力を重ねて、
結局、期待を裏切られてガッカリ、
というパターンが多いようです。
そもそも、自分が求めることを
すべて与えてくれる人なんて
どこにもいませんので、
むしろ浅い関係の
友人・知人を増やし、
それぞれの人には
多くを期待しない、
1つでもいい所があればよし、
悪い所は目をつむる、
というスタンスが、役に立ちます。
これであれば、
一人の人から得られるものは
少ないですが、
失った場合のダメージも
少なくてすみます。
人と親しくなるのが
苦手だとか怖い、
と感じている方は、
ヒントになれば幸いです。
人は一人では
生きていけない生き物。
いたずらに友人を増やそうと
躍起になる必要はありませんが、
幸せな人生を送ろうとすれば、
人間関係が
自分にとって快適であることは
とても重要な要素になります。
好き嫌いせず、残さず食べなさい!(2024/11/13)
昭和生まれの中高年の皆さんは、
幼い頃に
「好き嫌いせず、
残さずしっかり食べなさい!」とか
「わがまま言って、
人様に迷惑かけちゃいけません」
とか親から言われて育った人も
多いかもしれません。
そうやって躾けてもらったおかげで
栄養のバランスも取れて
すくすくと育ち
他人と大きなトラブルを
起こすこともなく
こんなに立派な大人になれました。
と、ここまでは
親への感謝でよいのですが、
もしあなたが、
人生後半の幸せについて
考え始めているのであれば、
このような親からの
ありがたい躾けは、
いったん押入れにしまっても
いいかもしれないですね。
そしてもう一度、
自分に問いかけてみましょう。
いったい自分は何が好きで、
何が嫌いなのか。
何が楽しくて、
何は面白くないのか。
人生の後半戦で幸せを
再構築しようとするときには、
自分の「好きなこと・もの」
「楽しいこと・もの」を
優先して取捨選択、
意思決定していきましょう。
これまで、家族のため、
会社のため、他人のためと
自分の欲望を抑えて
頑張ってきた人は、
そう急に言われても「好きなこと」
「楽しいこと」がわからない、
ということが
あるかもしれませんが、
そういう時は、いろいろ試してみて
「何が好きなのかを見つけること」
自体を楽しむ、
というスタンスでも
いいと思います。
若いころと違って、
人生の残り時間は
ふんだんにはありません。
他人の好きに付き合ってる
場合じゃありません。
自分の食べたいものを食べ、
嫌いなものは残し、
他人のやりたいことより
自分がやりたいことを優先し、
好きな人と付き合い、
嫌いな人と付き合わない。
ずいぶん身勝手なようですが、
大丈夫です。
常識人に成長しているあなたは、
そう心がけたって、
そんなに他人に迷惑をかける
ようなことはありませんから。
あなたの小さな応援団を探す(2024/5/22)
何かにチャレンジするとき
困難に立ち向かわなくてはならないとき
自分の味方になって
応援してくれる人がいると
心強いですよね。
考えてみれば
人が生きていくということは
多かれ少なかれ
チャレンジや困難が
つきものでもありますので
いつでも自分を応援してくれる人が
いるのは大きな力になります。
しかし、実際には、なかなか都合よく
そういった人がいないことも
多いですよね。
カウンセリングでは、
相談者の方の
問題を解決する助けになったり
悩みや苦しみを癒してくれるもの
を「リソース」と呼んで、
一緒に探していく作業をします。
カウンセラーが手伝えば
より探しやすくなりますが
自分でもできなくはありません。
・問題解決を手伝ってくれる人
・ヒントがもらえる本
・勇気づけられる生き方をしている人
・触れたり目にすることで心が休まるもの
・思わず笑ってしまうこと
などなど・・・
あなたの心にポジティブに
働くものならなんでもよいですし
一つ一つのリソースは
小さくてもかまいません。
いえ、むしろ小さいほうがいい
かもしれないです。
一つの大きなリソースに頼りすぎる
というのも
いざ、それが使えなくなった時の
ダメージが大きいからです。
また、自分の外にあるものだけでなく
自分の中にあるもの、例えば
あなたの長所や、あなたの経験
なども、大事なリソースです。
あなたのリソースを探すのは、
いわばあなたの「小さな応援団」を
探す作業になります。
紙などを使って書き出してみると
いいでしょうね。
自分を応援してくれるものが
意外とあるんだということを
実感できます。
こうやって
ふだん、意識していないリソースも
意識して使ったり、頼ったり、
アクセスを増やすこと、
これが苦しい時にあなたを助ける
ポイントになります。
あなたが信頼できるカウンセラーも
大きなリソース(応援団)になる
可能性があります。
お悩みの時は、ご相談ください。
セルフコンパッションの先に(2024/5/15)
以前のメルマガで、
自分に優しくする
「セルフコンパッション」
という考え方について
ご紹介しました。
とかく人間は
(真面目で責任感の強い人ほど)
自分に厳しくなりがちですが、
自分のことを
あたかも一番の親友のように
取り扱ってあげよう
というコンセプトです。
・頑張っている親友(自分)を労う
・親友(自分)に無理をさせない
・親友(自分)に酷いことを言わない
ということでした。
この考え方を取り入れるだけでも
十分に役立つものですが、
今日は、さらにもう一歩進めて
自分のことを
大切な子供のように取り扱う
という方法を考えてみましょう。
自分の弱い所、もろい所、
ダメなところが目に付いて、
自分に対してガッカリしたり、
腹立たしく思ったりすることが
あるかもしれません。
でも考えてみてください。
世界中どこにも
完璧な人間などいませんし
もし、いたとしたら、
個性や面白みがなく
付き合いづらいはずです。
あなたの不完全な部分こそが
あなたに個性を与えてくれている
とも言えます。
まるで、
自分の子供を見るような視線で、
ダメなところも含めて
自分の存在自体を
愛しく思うことができたなら。
頑張っているあなたは
きっと癒され、
心も安定することでしょう。
難しいですか?
でも、
誰かに何か行動してもらう
のは難しいですけど
自分で自分への見方、
接し方を変えるだけ、
とも言えますから、
練習によって
近づくことはできます。
素敵なあなたを、あなた自身が
認めてくださるように
祈っています。
「幸せモデル」に気をつけよう(2024/5/8)
一流大学を出て
一流企業に入り
美しくて性格のよい
パートナーを見つけて結婚し
可愛い子供に恵まれて
一家団欒楽しい我が家
昭和~平成の幸せモデルは
こんな感じだったと思いますが
もはや過去のことですね。
しかしながらメディアなどでは
いまだに、わかりやすい
「幸せな家庭のモデル」
を創り上げて押し付けてくるので
そのモデルから外れていると
まるで自分がNGのような
気分にさせられますが
捉われる必要はありません。
どういうことに幸せを感じるかは
極めて主観的なもので、
一人一人違います。
たとえ家庭だとしても
「自分以外の他者」
との集まりですから
一律の「幸せモデル」に
収まるわけがないんです。
メディアから流されてくる
「幸せモデル」は
他人から「幸せに見える」
モデルです。
「幸せに見える」モデルを
自分の幸せだと思って
目指してしまうと
不幸の源になりかねませんから
注意したいですね。
「自分だけの幸せモデル」
を作り上げることが
人生の一大事業かも
しれませんね。
病床で考えたこと(2024/5/1)
まだ本調子ではないのですが、
コロナの症状も収まって
おかげさまで
徐々に普段の生活を
取り戻してきています。
(アルコールも飲めるように
なりました!)
療養中は、こちらの精神が
ナイーブになっているので、
いつもより、
いろんなことを感じました。
優しい言葉をかけていただき、
ほんとにありがたいなと
思うこともある一方で、
相手には全く悪気はないと
わかっていながらも、
弱っている気持ちを
逆撫でされるように
感じることもありました。
・自分の経験からの、
よくわからないアドバイス
・無駄に元気づけしてくる
・根拠のない情報や
悲観的な見通しを伝えてくる
・決断を促すような投げかけ
困ったことに、
これらのコミュニケーションが
SNSなどでやってくると
それにいちいち反応する
必要に駆られ
エネルギーを消耗しました。
(今考えれば、無視して
寝ておけばよかったかも)
放っておいてくれることで
優しさを示す人もいましたが、
これはこれで、
「心配してくれていないのか」
「忘れられているのかも」
と寂しい気持ちに
なったりもしました。
(人間はやっかいですね)
じつはこの療養期間中に、
長期間、準備をしてきた
大事な仕事の予定
(オンラインでのセミナー)
が入っていたのですが、
だいぶん悩んだ末、
お願いしてキャンセル(延期)に
させていただきました。
会社員時代の自分であれば、
間違いなく無理して
決行していたと思うのですが、
「セルフコンパッション」
=自分への思いやり
の大切さを学び、
それを人に伝える立場では、
ここで無理するより
ご迷惑をおかけするけれども
自分の回復を優先させ
元気になってから、
万全なものを提供し、
恩返ししようと考えたのです。
管理職や重要な職責に
就かれている方は、
責任感が強いからこそ、
そのポストに就かれているので
こういう自分優先の決断を
するのは難しいかもしれませんが
ご自身を大切にするのは、
とても大事なことだと思います。
また、部下の方が不調の時には
無理をさせないように、
ときには上司の権限を使って
「ストップさせる」「休ませる」
というのは、
管理職の大事な仕事だと思います。
(これも、自分は
できていなかったのですが)
しんどいので
もう罹るのは御免ですが、
それでも、
たまに調子を崩すことは
弱っている人の気持ちが
理解できたりして
得られる部分もありました。
体も心も健康でなければ
人のことを思いやるのは
難しくなりますね。
あたりまえに
健康でいられることに
あらためて感謝した
コロナ体験でした。
コロナにかかった私はダメ人間?(2024/4/24)
先週の半ばから発熱しまして、
検査の結果コロナ陽性と
判明しました。
これまで幸い
罹患することがなかったので、
人生初コロナでした。
約束していた仕事や
プライベートの予定を
キャンセルし
多くの方にご迷惑を
おかけしてしまいました。
日頃は、
だいぶ慎重に行動している
つもりだったんですが、
参加したプライベートの集まりで
感染したと思われ、
後で考えると、
少し油断がありました。
人に迷惑をかけたこと、
自分の不注意があったこと、
などは事実ですから
行動を反省するのは必要ですが、
こういう時に、
必要以上に落ち込まないためには
楽観的な「説明スタイル」
が大切です。
「説明スタイル」とは、
自分に起こった出来事を説明
するときのスタイルのことで、
・その出来事の原因は、内的なものか外的なものか?
・その出来事は、一時的なものか永続的なものか?
・その出来事は、特殊なものか普遍的なものか?
という切り口で見てみると、
個人によって、それぞれ
一定の傾向があるそうです。
たとえば、
「コロナに罹ってしまうなんて、
自分は、なんて不注意な
人間なんだ。
みんなに迷惑かけちゃって。
昔から失敗が多いし、
これからも、また何か
やらかしそう・・・
だいたい自分は
ついてないんだよな。
この前だって・・・」
のように、悲観的に説明するのと、
「感染症なんだから、
全部がわたしのせいでもないし、
注意してても限界がある。
これまで3年間も
罹患しなかったんだから、
たまにはこんなこともあるか。
いつも、
ツイてないわけでもなく、
この前はレアなプレゼントが
抽選で当たったし・・・」
のように、楽観的にするのとでは、
コロナに罹ったという
事実は変わらなくても
自分にとっての意味合いが
大きく変わってきます。
「楽観的な説明スタイル」は
否定的な出来事の
ダメージを小さく、
立ち直りを早くする効果があり、
しかも、後天的に身につけられる
とされていますから、
ちょっと自分は悲観的かも、
と心当たりがある方は
スキルとして練習してみては
いかがでしょうか?
カウンセリングでは、
こんな練習も提供していきます。
こころのカメラ(2024/4/17)
少し前に趣味として
写真撮影をお勧めする記事を
書かせていただきましたが、
自分の心を穏やかに保つ方法
としても、
写真撮影の考え方が
応用できます。
「必要なところだけを切り取る」
目の前に見えている景色の中から
どの角度で、どの部分を切り取り
「写真」にするか?
は基本的な撮影技術です。
社会生活の中でも、
自分の心を乱すような事柄は
見ないようにするとか、
ある人の中にある嫌な部分は
見ないようにするとか、
あなたの心の平和にとって
「必要なところだけを切り取る」
と考えてみては
いかがでしょうか?
「どこに焦点を当てるか?」
写真では強調したい部分、
メインにしたい部分に
フォーカス(焦点)を当てて、
それ以外をあえてぼかす、
という表現方法があります。
どれくらいぼかすか?
というのも
撮影者が決めることができます。
これも社会生活に応用すると
自分にとってよい事柄に
焦点を当て
嫌な事柄はぼかすとか、
ある人の美しい部分に焦点を当て
醜い部分・未熟な部分には
あまり注目せず
ぼかして捉えるとか、
撮影者であるあなたの意図で
決めることができます。
だれもが感動するような
美しい写真は、
最低でもこの2点の技術は
上手に、そして意図的に、
使われています。
あなたの人生のアルバムが
できるだけ美しい写真で
満たされますように。
「苦手な人」とのお付き合い(2024/4/10)
4月になって、
新しい環境がスタートすると
新しい人とのお付き合いも
始まっているかもしれませんね。
あなたの人生の物語に登場した
新しい人物たち。
気の合う人ばかりであれば
よいのですが、
なかには「苦手だな」と感じる
人もいるかもしれませんね
今日は、そんな「苦手な人」に
どう対応していこうか
ということについて
考えてみたいと思います。
大前提として、多かれ少なかれ、
誰でも苦手な人はいるので、
それは仕方のないこと、
それが普通です。
誰とも仲良くすることは
できません。
逆に言えば、あなたも誰かから
「あの人、苦手だな」
と思われているかも
しれませんしね。(笑)
最初の可能性として
考えてほしいのは、
新しく付き合いが始まった相手
であれば、
「まだ、慣れていないだけ
では?」ということです。
何度か述べていることですが、
人にはそれぞれ、
人生の中で培ってきた
コミュニケーションスタイル
があるので、
今まで、
かかわりが少なかったスタイル
の相手だと慣れるのに少し
時間がかかります。
人間の習性として、
自分の身を守るために
「この人は、敵か味方か?」を
早めに判断したくなる
ものですが、
あまり即断しないほうが
よいと思います。
実は後々、
自分を助けてくれる人になる
可能性もあるわけですから。
しばらく付き合ってみたうえで、
「やっぱり苦手」という場合は、
自分とは
コミュニケーションスタイル
が違う人なんだ、
と考えてみましょう。
ポイントは「いい・悪い」
ではなく、「違う」
という捉え方をすることです。
相手を変えようとするよりは、
苦手な人とは、
いかに距離を置くか、
ということを工夫しましょう。
大人になったことの
大きな特権の一つは、
選べる人間関係の幅が
広がることです。
子ども時代は、
学校を中心に与えられた環境で
人間関係を構築するしか
なかったわけですが、
大人になったあなたは
「苦手な人とは付き合わない」
という選択肢も
一定の範囲で使えるはずです。
特にプライベートな関係では、
「苦手な人」と無理に付き合う
必要はありません。
やっかいなのは、
避けられない人間関係の中で、
自分の心の平和を
乱してくるような相手
とのつき合いですが、
一つの方法としては、
相手のことを、
「何か事情のある気の毒な人」
と見てあげることです。
心が満たされて「自分は幸せだ」
と感じている人は、
自分の不機嫌で
周りを嫌な気分にさせたり、
人を攻撃したりすることは
ありません。
他人には詳細はわかりませんが、
攻撃的な人は間違いなく
「何か気の毒な事情」
をお持ちの方です。
満たされない欲望が、
攻撃という形に
変化してしまうわけですね。
あなたは巻き込まれて
ネガティブな気分に
ならないように、
「何がこの人を
そうさせているのか?」
と観察してみましょう。
物理的な距離を
置くことが難しくても、
心の距離は、あなたの意志で
置けるはずです。
あとは、以前に紹介した、
「例外を探す」という方法も
有力なアイデアになります。
苦手な相手と、
意外とうまくいったときの状況、
やり方、などを見つけて
応用・再利用する方法です。
一人でうまくいかないときは、
あなたの気持ちを
カウンセラーに
吐き出したうえで、
一緒に考えるのも
良い方法になります。
春は「変化」の季節(2024/4/3)
いよいよ4月になりましたね。
長かった冬も終わって
暖かくなり、
桜の花も開き始めて
新生活にワクワクしてる、
という方も多いと思います。
もしかしたら
これまでの努力が実って
ご自身やご家族が
入りたかった学校に
晴れて合格したり、
会社で重要な役職に就かれたり、
という方もいらっしゃるのでは?
新しい環境で成功されることを
心よりお祈りします。
いっぽうで、
新生活による
環境や役割の「変化」は
それがたとえおめでたい事
であっても、
人間には大きなストレスになる
ものです。
もちろん、
「変化」に適応するため
頑張ることは
必要なことではありますが、
頑張りすぎるのは禁物です。
生来、真面目な人ほど、
周囲からの期待に応えようとして
頑張りすぎてしまいますので、
自分は真面目だなという
自覚がある方はご注意ください。
・忙しくても、
自分をケアするための時間、
好きなことをする時間を確保する
・変化の中でも、
あえて変化させない部分も
意識してつくる
・しんどいなと思ったら、
一人で頑張りすぎずに
早めに周囲を頼る
・期待に応えるのもほどほどに。
なんでも完璧でなくてもよい
など、「変化」は
メンタルヘルス上のリスクがある
ということを念頭に置き、
いつもより丁寧に自分の状態を
観察するようにしてくださいね。
もし、新しい生活に、
うまく馴染めないなと思っても
それは、あなたがダメ
ということではありません。
ピンチかも・・・と思った時は、
私たちカウンセラーを
利用していただくのも
賢明な方法です。
自分でできるストレスチェックの
リンクを添付しておきますね。
自分の状態のモニタリングに
お使いください。
⇒5分でできる職場のストレスセルフチェック
僕たちはどう死ぬのか(2024/3/27)
宮崎駿監督の
「君たちはどう生きるか」が、
アカデミー賞を受賞しましたが、
シニア世代の我々にとっては
「どう死ぬのか」も大事な問題です。
そんな不吉なことは
考えないようにしている、とか
考えると怖くなるので
避けるようにしている
という方も多いかもしれませんが。
昔は自宅で亡くなる方も
多かったりして
日常の中で、
「死」の存在を感じることも
珍しくなかったと思うのですが、
現代では、
ほとんどの「死」に関するプロセス
が病院の中で行われており
「死」というものを実感する機会が
減っています。
その結果として、
自分自身の「死」というものを
しっかり考えることも
少なくなっているようです。
しかしながら、
「誰でもいつかは死ぬ」
ということだけは、
避けることができない事実です。
不確定な要素が多い中で、
唯一、明確に決まっている未来
とも言えます。
年がら年中考える必要はないですが、
自分なりの死生観といいますか、
「死」の受け入れ方、考え方は
決めておいたほうが
いざとなってから
パニックにならずにすむと思います。
子どもの頃に、アニメ「一休さん」で
お正月に一休さんが
「どくろ」を掲げながら、
「お正月にご用心」と唱えて
町を歩くという
シュールな物語を見て、
ざわっとした記憶が鮮明にあります。
浮かれてばかりいないで、
お正月のような時にも(時こそ)
死を忘れないようにしなさい
という逸話だったようです。
キリスト教の世界でも
「メメント・モリ(死を忘れるな)」
という教えがありますね。
人間はいつか死ぬ、
ということを意識するからこそ
今できること、今会える人、
今という時間を
より大切にできるということですね。
たまにでよいので、
「自分も死ぬ」という事実に
目を向けることは
人生の残された時間を、
自分にとって大切なこと
に使うために、
必要なことのように思います。
・死後の世界はあるのかないのか
(自分はどう思うのか)
・どうなっていたら、
「いい人生だった」といえるのか
・やっておきたいこと、
会っておきたい人はいないか
・自分の死を素直に
受け入れることはできるか
「死」を意識してみると、
いろいろ考えるべきことが
ありそうですね。。。
写真撮影のススメ(2024/3/20)
自分が熱中できる
趣味を持っておくことは、
ストレス対処のためにも
よい方法なのですが、
中でも「カメラでの写真撮影」
はおススメです。
もちろん、
本気でやろうとすると
奥が深くお金もかかりますが、
とりあえずは入門レベルの
手頃なカメラでも
最近は技術が進化して、
基本だけ、ちょっと学べば
だれでも、それなりに
きれいな写真が撮れます。
私も下手の横好きですが、
たまには、気に入った
「奇跡の一枚」
が撮れることもあります。
写真撮影がいいなぁと思う点は
いろいろありますが、
なにしろ簡単なので
シャッターを押す
指の力だけあれば、
年を取って体力がなくなっても
続けらる趣味だということ。
また、
特に用事がない日でも
写真撮影という口実で
出かけようという
気になりますし、
カメラさえ持っていれば、
一人で出かけても
寂しくありません。
散歩しながら
撮影するのも楽しいですし、
家に帰ってきてから
撮影した写真を見返すと
2度楽しめます。
そしてなにより、
身の回りにあるものの美しさを、
カメラのレンズを通して
再発見することができます。
私はあまり
自然に興味がなかったのですが、
カメラでの撮影を始めてから
花や木、鳥や動物などが
美しいということに
気付くことができました。
この世界の美しさを
丁寧に味わうことは
とってもマインドフルで
心の平和にも繋がります。
特に、これといった
趣味がないなぁという方は
ご検討されてみては
いかがでしょうか。
やってはいけない餃子の食べ比べ(2024/3/13)
餃子が好きで、
よくテイクアウトして
食べるのですが、
私の住んでいる大阪には、
○○○(数字3文字)と
○○(将棋の駒)の
2大チェーンがあります。
どちらも個性があって美味しく
買ってくると、ついつい
ビールが止まらなくなります。
(ダイエットが続かない
一因でもあります)
先日、好きが高じて
前の日の餃子が
残っているにもかかわらず
次の日に別のチェーンの
店の前を通りかかり、
衝動を抑えられず、
また買ってきてしまいました。
成り行き上、
2つのチェーンの餃子を
食べ比べてみるという
贅沢なことを
してしまったのですが、
比べてみると意外なことに
片方のチェーンのもののほうが
断然、美味しく感じたのです。
(前の日の残りだということを
割り引いても)
比較さえしなければ、
これまでは、
それぞれを味わって、
どちらも美味しく
感じられていたのに
比較してしまうということを
したために
片方は美味しく、
片方はイマイチに
感じてしまったのです。
きっかけは
馬鹿馬鹿しいのですが、
このことは一つの真実を
象徴しているように思いました。
人だって、モノだって、
比較さえしなければ、
それぞれによい所があるのに
比較したことで
価値がないように感じてしまう。
多くの不幸は、比較から
始まるのかもしれませんね。
という自戒をこめて、
2週間ほど間隔を開けて、
イマイチに感じたほうの餃子を
買ってきましたが、
前と同じように、
やっぱり美味しかったです!
ということで、
もう餃子の食べ比べはしないと
誓いつつ、
ダイエットへの道のりは、
さらに遠く・・・
なんでも慣れるのが人間だ(2024/3/6)
早くも3月になりましたね。
4月から新しい環境、
新しい役割を控えて、
少し不安になっている
という方もいらっしゃる
かもしれませんね。
でも、大丈夫。
人間、大抵のことには
「慣れ」てしまいます。
あなたも、これまでの人生で
最初はドキドキしたり
違和感があったことでも
いつの間にか、慣れて上手に
できるようになったことを
たくさん経験してこられた
のではないでしょうか?
いろいろな緊張、不安、
ストレス、があっても
「慣れてしまう」というのは
人間の大きな能力です。
不安を軽減する方法としても
不安な事柄を回避するのではなく
少しずつ直面してみて
「慣れていく」というのが
効果的と言われております。
この「慣れ」が
うまく機能しないときには、
強すぎる不安など、
いろいろなメンタル不調に
発展してしまうこともあります。
一人ではうまく
「慣れられない」ときには、
無理をせずカウンセラーなどを
使っていただくのも
よい方法だと思います。
いっぽうで、
人間の「慣れる」という特性には
注意点もあります。
苦労して、せっかく手に入れた
もの、事柄、人間関係など
最初は大きな幸せを
感じられたとしても
人間はすぐに「慣れ」てしまい
幸せだと感じないどころか、
不満が湧いてきたりします。
また、DVや虐待、
パワハラ・セクハラなど
客観的には、
とても酷い状態で、
離れたほうがいい人間関係でも
人間は「慣れ」てしまい、
いたずらに悪い状態を
維持してしまうということも
起こり得ます。
ともかく人間は「慣れるもんだ」
という性質を覚えておいて
上手く使っていきたいですね。
簡単に元気を出すエクササイズ(2024/2/28)
このメルマガを
読んでくださっている方は、
世間でいうところの責任世代、
中高年の方も多いと思いますが、
最近は、何か
楽しいことはありましたか?
ある程度の年齢になって、
最近、どうも気力が湧かない、
楽しいと思うことが少ない、
というような時に、
とても簡単に元気を出す方法を
ご紹介します。
それはズバリ、
「お金を使うこと!」です。
もちろん、
お子さんが小さかったり、
生活に困窮しているような
状況では、
「お金を使う」なんて、
ふざけるなと言われそうですが、
今の日本では、
あまりに多くの方が
必要以上の蓄えを残して、
亡くなっていくようです。
マスコミから流れてくるのは
「老後不安に備えて、
お金を貯めよう。
運用で増やそう」
という情報ばかりです。
もちろん、一定の範囲で
正しい考え方と言えますが、
流れてくる情報に
無抵抗でいると、
老後不安に抗うために
とにかく、使わずに
お金を溜め込む、
という行動を
取ってしまいがちです。
あなたが頑張って稼いだお金は、
あなたが幸せになるための
手段として、
ぜひ、有効に使いましょう。
不安を軽減させるだけの
ツールにしておくのは
あまりに勿体無いです。
実際にお金を使う前に、
すぐにできる
エクササイズとして、
仮に「年収の3ヶ月分」のお金が
宝くじで当たったと思って、
何に使おうかなーと、
空想しながら使い道を
リストアップしてみてください。
(実際に、紙などに
使い道と金額を
書いてみてくださいね。)
これだけでも脳が活性化して、
楽しい気分が味わえるはずです。
次のステップでは、
出来上がったリストを
眺めてみて、
それぞれの使い道で、
あなたの幸せ指数が
どれくらい上がりそうか
考えてみましょう。
できれば+10点とか、
感覚でよいので
数値化してみてください。
中には、
意外に低コストで幸せになれる
「幸せコスパ」の高い
使い道も見つかるはずです。
第3段階では、
作ったリストの中から、
実際にお金を使ってみて、
その効果を確認してみましょう。
実際に使ってみると
想像したより幸せになれたり、
期待したほどでもなかったり、
ということが実感でき、
自分がほんとうにやりたいこと
なども見えてくると思います。
もう一度、
当たり前のことを言います。
お金は、あなたが幸せになる
ための手段です。
不安から逃れるツールだけに
しておくのはもったいないです。
あなたが頑張った代償ですから、
胸を張って使ってください!
あっ、第3段階の実行にあたっては
パートナーの方との相談を
忘れずに行ってくださいね(笑)
新しいことが続かないわけ(2024/2/21)
今年ももう、
2ヶ月が過ぎようとしていますが、
新年の誓いは、順調でしょうか?
私のダイエットは・・・
・・・例年通りです。
ダイエットに限らず、
何か新しい行動を
始めようという時に、
うまく続かない理由として
人間には根強い
「現状維持バイアス」という
ものが存在するということは
ご存知の方も多いと思います。
人間にとって、
根源的に大事なことは、
「とにかく生き残ること」
なので、
いろいろな不都合がある中でも、
なんとか生き残っている
現在の状態をなんとか
維持しようとするのですね。
やはりダイエットの例が
わかりやすいのですが、
痩せたいからといって
急激な食事制限などで、
無理やり体重を落とすと、
生体が「これは危機だ!」
と認識し、
できるだけ体重を
落とさないように
代謝を抑えたり、
食欲を増進させようと
したりしてきます。
たとえ標準体重を
大幅にオーバーしている
といっても、
生体としては、
これまでその太った体重で
生き残ってこれているのだから
それを維持しようと
するのですね。
加えて、
人間というものは
自分だけじゃなく、
自分を取り巻く人間関係も含めて
現状維持しようとしますから、
せっかく娘が頑張って
ダイエットしようとしているのに
お母さんが
ケーキを買ってきてしまう、
ということが起こったりします。
お母さんにとっては、
太った状態の娘さんが
現状なわけですから、
無意識にそれを
維持しようとしてしまうだけで
悪気はありません。
ということで、
あなたのダイエットが
続かないのは
あなたの「意志が弱いから」
ではありません。
(・・・ダイエットが続かない
筆者の言い訳に聞こえますね)
こんな「現状維持バイアス」
の抵抗に負けないためには、
意思とか気合の問題にせずに、
・行動を変える。
・環境を変える。
そして、家族や友人には黙って、
こっそりやる。
できれば自分の無意識さえも
気づかないくらいに、
そっとやることがおススメです。
長持ちさせる大人の友達関係(2024/2/14)
新しい人間関係を作るのが得意、
という方もいらっしゃいますが、
一般的には年齢とともに
新しい友達をつくるのが
難しく感じる方が
多いのではないでしょうか。
そんな中で、
気の合う友達ができた時は
大人になっても
嬉しいものですね。
仕事場での友達は
苦しい時に頼りになりますし、
趣味やボランティアなどで、
興味を分かち合える
友だちがいれば、
その分喜びが増しますから、
できるだけ大切にして、
よい関係が長く続くように
したいですね。
長続きのヒントとしては、
「距離感」と
「期待値のコントロール」です。
自分と感覚も近そうだし、
この人なら何を言っても大丈夫、
と油断して近づきすぎると
ギクシャクの元になりやすいです。
大人になってからの友達は、
これまで過ごしてきた
背景が違いすぎるので、
培ってきた価値観は
自分と大きく異なります。
お互いが気持ちよく過ごせる
適度な距離感を
保っておくほうが無難ですね。
もう一つは、
相手に対する自分の期待を
欲張りすぎないこと。
ボランティア仲間ならそのことだけ、
山登り仲間なら山のことだけ、
音楽仲間なら音楽のことだけ、
その人に期待することは、
基本的に一つだけに
しておきましょう。
人間の幸福がテーマの
「ポジティブ心理学」でも、
友達関係の良好さは、
その人の幸福度と
大きな相関があるとされていますが、
友達の数や関係の深さより、
異なるタイプの友達が
複数いることが望ましいとされています。
年齢とともに、
友達が少なくなったなぁ、
という方も
大人になった特権の一つとして、
無理して好きでもない人と
「友達のふり」をしなくても
いいわけですので、
親友を作ろう、
などと肩肘張らずに、
リラックスして
気の合う人を探したいですね。
「真実は、いつも一つ」ではない⁉(2024/2/7)
正義感の強い人は、
「真実は、いつも、必ずひとつだ」
という価値観を
持たれているかもしれませんが、
残念ながら
「真実は一つとは限らない」
という話題です。
巷で話題の芸人さん
ではありませんが、
過去の出来事をめぐって
自分と他の人との
理解が食い違う、
ということが私たちにも
起こり得ます。
人間は誰しも、
自分が見たもの、聞いたこと、
感じたことが
すべて「絶対的真実」
と思ってしまいがちですが
残念ながら私たちは、
不完全な「目」、「耳」、
「心のフィルター」を通して
物事を認識しています。
たとえば、
ドキュメンタリー映画で見たものが
すべて真実かといえば、
カメラには映せる範囲(画角)
があるので、
実は映像には、全体の一部が
切り取られているだけです。
人間の耳も、
空港のそばや工場の中で、
大きな騒音があっても
次第に慣れて、
必要な情報だけを
聞き分けられるように
不必要だと思う音声情報は
切り捨てられている
可能性が高いです。
心のほうだって、
その人の生まれ持った感受性、
育ち方、これまでの経験によって
同じような刺激・状況でも
感じ方は人それぞれです。
さらには、
過去の出来事の話ともなれば
「人間の記憶」という、
とても不完全なフィルターが
もう一つかかっています。
こういったことを考えれば、
安易に
「相手は嘘をついている!」
ということはできないはずです。
もちろん嘘をついている
可能性もありますが、
それが「相手から見た真実」
である可能性もあります。
裁判で争う時には、
そうも言っていられませんが、
日常で、他人と出来事の認識が
食い違ったような時には、
絶対的な真実というのはない、
と思っておいたほうが
無用なトラブルを避けるためには
賢明と思われます。
これらのことを、
いいほうに応用していけば
自分が真実だと思っている
否定的な状況でも、
見かたを変えれば
そんなに悪くないかもしれない
というように、
自分を楽にするほうに
利用できる可能性もありますね。
歯医者の椅子で考えた(2024/1/31)
今朝もまた、
治療中の歯医者さんの椅子で
口を空けながら考えたお話です。
(またっ!)
前回お伝えした通り、
虫歯などの
「原因があって、
それを取り除くことができる
(可能性がある)」
ようなタイプの
悩み・ストレスに関しては、
クヨクヨと考えてないで
早く治療(行動)に移すほうが
いいですね。
また、一人で抱え込んで、
あれこれと悩むより、
誰か(できれば頼れる専門家)
の助けを、早めに求めることが
重要ですね。
こういった行動を取らずに、
ひとりで、痛みや不安と
格闘していた時間は
もったいなかったです。
そして、治療用の椅子に座って
口を開いたら、
もう自分では
何もできることはないので
覚悟を決めて
ただ歯医者さんを信頼して
任せるだけです。
ところが、
いざ治療が始まってから、
いつ痛みが来るか来るかと
身構えてしまっていると、
まだ痛くもないのに
苦痛を感じるということに
なります。
実際に治療時の痛みは
ほんの一瞬だけなのに、
その一瞬の痛みを予測して
苦しむのはなんとも残念ですよね。
苦痛を味わうのは、
ほんとに痛い一瞬だけで充分です。
ということで、
2週にわたって、
心の悩み・不安・ストレスに
対処する時の注意点を
歯医者さんでの治療に
例えてみましたが、
いかがでしたでしょうか。
かえってわかりにくくなって
いなければよいのですが・・・
そうだ、歯医者さんに行こう(2024/1/24)
年末から冷たいものが
歯にしみるようになりました。
以前のメルマガで
どこも悪い所がなかったのに
不安が増幅して
実際に歯の痛みを感じた、
という経験を
書かせていただいたことが
ありました。
あのときは、
歯医者さんに行って
「どこにも虫歯はありませんよ」
と言ってもらったら
痛みが、すーっと
無くなったんです。
あれから反省して、
3か月に一度は
歯のクリーニングに通うようになり
その都度、
虫歯のチェックも
してもらっているので、
今回、歯がしみるのも
「これはまた、
痛みに過敏になってしまって
実体のない痛みを
自分で作り出しているんだな」
と思ってあまり気にしないように
していたのですが、
いっこうに収まる気配がありません。
結局、観念して
歯医者さんに行ってみたところ
今回は気のせいじゃなく
古い虫歯の治療跡が
劣化で炎症を起こして
痛みの原因になっていたようでした!
なにか、
悩みごと・困りごとがある時に、
問題解決の方向性として、
①ストレスになっている状況そのものを変えるアプローチをしていく方法
②状況は変わらないが、自分の考え方・対処の仕方を変えて楽になる方法
とがあると思います。
今回、私は、
①の方向で対処すべきところを
②の方向で自分の心を変えようと
してしまったわけですね。。。
歯の痛みという問題を起こしていた
はっきりした原因があったわけで
これは①のアプローチで、
速やかに専門家に治療してもらうのが
ベストでしたね。
なまじ、
カウンセラーなんかをしているため、
なんでもかんでも心の問題に
してしまいたくなる悪い癖がでて
問題を長引かせてしまった感じです。
いっぽうで、人生でぶつかる問題には
老いや、死、不慮の災害・事故、
などに代表される
状況を変えることができないこと
もあります。
こういう時は、
②のアプローチが有効になります。
変えられないものを
変えようとしたり、
くよくよしすぎると
問題がこじれていきます。
一番良いのは、
問題の種類や状況に応じて
2種類の解決法を
柔軟に使い分けたり、
併用していく
ということですね。
新年の誓いを長続きさせよう(2024/1/17)
新しい年になって
「今年こそは、○○しよう!」
と一念発起。
しばらく続けてみたものの
仕事も忙しくなって
気がついたら忘れている・・・
と、こんなことは
ないでしょうか?
私も、毎年のように
「今年こそはダイエットするぞ!
目標マイナス○○キロ」
とかやっていますが、
なかなかうまくいかず
家族にバカにされています。
そこで、そんなあなたに
ヒントになるかもしれない
アイデアをご紹介。
「行動分析学」という
なかなかユニークな
心理学の一分野があります。
簡単に言うと、
人間がどうして、
そのような行動をするのか
を心の問題ではなくて、
行動に随伴することから
分析していく手法です。
人の行動が増えたり
・続いたりするのは
ある行動をした「直後」に、
「よいことが起きる」か、
「悪いことがなくなる」か、
によるとのことです。
たとえば、
コンビニで買い物をするときに
ポイントアプリを見せて
店員さんにスキャンしてもらう
→すぐにポイントが獲得できたのがわかる
(よいことの発生)
トイレで用を足し終わったとき
悪臭が発生したので
消臭スプレーを使う
→悪臭がなくなって
よい臭いになる
(悪いことがなくなる)
という感じです。
なので、新年にやると
決めたことを定着させるには、
その行動をしたら、その直後に、
小さくていいので何かメリットが
得られるというものを
セットで作っておくとよい
ということになります。
小さなご褒美と
考えてもいいですね。
学校で先生が、
生徒がなにかいいこと
ができたら、
ノートにシールを貼ってあげる
とかいうのも、この考え方です。
行動の「直後」
(できれば60秒以内)
になにかのメリットが得られる
ということが
ポイントのようです。
ただ残念なのは、
時間がかかるメリットでは
効果が得られない
ということです。
今日頑張って、
ラーメン大盛りは我慢し、
腹筋運動を3セットやれば、
1か月後には少し体重が減る
というような「長期的メリット」
では行動は増えない
のだそうです。
これが、私が毎回
ダイエットに失敗する
メカニズムなわけですね。
いかに行動「直後」の
小さなメリットを設定するか、
がポイントですね。
私も、今年はこの考えで
ダイエットに再挑戦!
と思っているのですが、
はたして、どうなることやら。
知っておきたい心理的応急処置(2024/1/10)
元日からの震災のニュースで
救出作業や避難所の映像を見ていると
本当に辛くなりますね。
優しい方は
「自分も何かしなくては」と
そういう気持ちになるかもしれません。
以前の東日本大震災の際に、
大量の「善意の心理カウンセラー」が
被災地を訪れ
苦しみを傾聴することで
被災した方々を癒そうとしたのですが、
結果的に一部の被災者の方から
「カウンセラーお断り」
という貼紙を仮設住宅に出された
ことがあったそうです。
ご存じの方も多いかと思いますが、
心理的応急処置
(サイコロジカル・ファーストエイド=PFA)
という概念があります。
WHOが作成したガイドがありますので、
リンクを添付いたしますね。
000805675.pdf (mhlw.go.jp)
大きな災害や紛争などに合って、
心理的な苦悩に直面している方に対応するときの
大事な原則が記載されていますので、
行動を起こす前に、
ご一読をお勧めいたします。
もちろん、
くだんのカウンセラーの方々は
悪意があったわけではありませんし
当時はこういった知見も
まとまっていなかったはずですが、
たとえ善意であろうとも
結果的に苦しんでいる方を
傷づけることがないように
したいですね。
私は危機対応の専門家ではありませんので
心理的応急処置について
安易な解説は慎みたいと思いますが
個人的に大事だなぁと思うポイントとしては
・苦しんでいる方に無理に語らせない(傾聴の押し付けをしない)
・自分ができることの限界を知っておく(適切に専門機関・専門家につなぐ)
・被災した方自身の回復力を信じる(依存させるような関係を作らず、その方が自分の力で生きていけるような支援をする)
こう書いてみると、
大きな災害の時だけでなく、
心理的に苦しんでいる方がそばにいる時に
その方と接する大事な原則になりますし、
私たちカウンセラーが、
ご相談を受ける上でも
忘れてはいけないスタンスだなぁ
と思います。
災害は短期的な応急処置だけでなく
長期にわたる支援が必要とされます。
災害のことを忘れずに、
被害に遭った方々に心を寄せて
自分ができる支援を続けることが
大切ですね。
今年も幸せに向かって(2024/1/4)
みなさま
新年あけまして おめでとうございます。
穏やかなお正月を お過ごしでしょうか。
・・・と 新年なので、
のどかなメルマガを お送りしようと考えていたのですが、
大きな地震と航空機の事故 一気に胸が詰まるような
厳しい現実に引き戻されて 文章を書き直していました。
ご自身や関係の方がこの度の災害で 被害を受けてしまった方々には 心よりお見舞い申し上げます。
忙しくて苦労の多い人生の中で 多くの人々が ほっと一息つけるお正月に、
こういう災害や事故が 起きてしまうとは。
本当に、人生の無常や理不尽、 幸せな時間の大切さ、
危うさを 感じずにはいられません。
大きな災害の報道に接すると、
私たちは、 様々な感情で心がかき乱されて 頭も混乱します。
心優しくて、共感力の高い方は
自分が楽しんだりするのが 申し訳ないような 気持ちになるかもしれません。
もちろん 被災した方々を傷つけるような 不謹慎な言動には 厳に慎まなければいけませんが、
こういう時であればこそ、
あなたや周りの人が 幸せでいられる時間を いつも以上に大切にしてください。
幸せは連鎖しますので、 あなたが幸せであることが
いつか、今、苦労をされている方々の 力になることにもなります。
辛い状況におかれている方々へ 気持ちを寄せながら、
自分ができる役割を果たしていくこと。 自分の幸せを追求すること。
今年も着実に 歩みを進めていきましょう。
それでも、ピンチだという時は、
カウンセリングがあるということも 覚えておいてくださいね。
2024年がみなさまにとって、 幸せな年になりますように。
自分のミカタを探すワーク(2023/11/22)
今日は、
「ソーシャルサポート
・ネットワーク」を描く
という認知行動療法のワークを
一つご紹介します。
添付の画像を確認できる方は
そちらを見ていただけると
イメージしやすいのですが、
自分を中心に置いて、
「自分に対してポジティブな関係」
のある対象を書き出していきます。
・何でも話せる親友
・いつも支えてくれるパートナー
・相談に乗ってくれる先輩
・飲み仲間の同僚
などはもちろんのこと、
・よく行くカフェの店員さん
(少しだけ言葉を交わす)
・疎遠になっている学生時代の友達
でもいいですし、
・飼っているインコの○○ちゃん
・大好きな推しのアイドル
でもいいですし、
・亡くなったお婆さんからもらった
ネックレス
・お気に入りのぬいぐるみ
など自分が勇気づけられたり、
気分がよくなるものなら
なんでも大丈夫です。
気持ちが落ち込んだり、
メンタルの調子が悪い時は、
人は「この世界でひとりぼっち」
みたいな気分に
なってしまうことがありますが、
自分の周りには、
こんなに自分のミカタに
なるものがあるんだ、
と思えることで、
支えられるものです。
自分専用の
「ソーシャルサポート・ネットワーク」
の図を描いておいて、
いつでも見ることが
できるようにしておき、
少し時間が空いた時には、
これらのミカタと
積極的に触れ合う時間を取りましょう。
きっと、あなたが、
困難やストレスの多い
この世界を渡っていくのに
心強いお守りになってくれる
はずです。
そうそう、
あなたのミカタの1つとして、
「信頼のおけるカウンセラー」を
加えておくのもお勧めですよー
風邪をひいた日には(2023/11/15)
先週は、久しぶりに
風邪をひいてしまいました。
幸いにコロナでも
インフルでもなかったので
高熱などの激しい症状は
なかったのですが
やはり仕事もしんどく感じ、
プライベートも
イマイチ楽しめませんでした。
人生では、大波・小波、
常に好不調の波がありますが、
風邪をひいちゃったなんていうのも
小さな不調の波のひとつですね。
こうなってみると、
「普通の状態」であることが、
いかにありがたいことか、
あらためて身に沁みました。
特に年を取ってくると
「普通の状態」といっても
どこか体に痛いところや
不調を感じる部分があったりして、
そこに気持ちがいってしまいがちですが
まぁ70%くらい調子がよければ
完璧じゃなくても
十分、幸せなんですよね。
こうやって寝込んでみないと
なかなか気がつかないのですけれど。
日常に起こる、
ちょっとした不幸な出来事も、
「普通の状態」の中にある
「小さな幸せ」に
私たちを気づかせてくれるために
やってくるのかもしれませんね。
もし、ずっと幸せだったら、
私たちは「幸せ」と
感じないかもしれませんね。
また、自分自身の
コンディションがよくなければ
なかなか、他の人に気遣いをする
余裕も持てないものです。
人様の悩み事を聞かせていただく
仕事をするためには、
もっと自分を整えておくことに
気を付けなければ、
と改めて思った次第です。
お仕事がカウンセラーでなくても、
ふだんから、
自分を大切にしてケアすることが
周りの人々も幸せにするために
必要なことです。
心の整理やケアが必要だなと感じたら
「無料お試しカウンセリング」から
ご利用ください。
https://engawa.hp.peraichi.com
カッコ悪い「限界は自分が決める」の使い方(2023/4/5)
先週は年度末でしたので、
全国旅行支援も
これで最後かもしれないと思い、
数年前まで住んでいた
地方都市を訪れてきました。
ここで私が過ごした
会社員として最後の数年間は、
我が半生の中でも、
指折りに苦しかった時期
になります。
・単身赴任で話し相手もなく
・中間管理職で責任は重く
・部下が思うように動いてくれず
・業務成績が悪く
・上司との折り合いも悪く
・酒量が増え体調も最悪
・顧客とのトラブルが頻発する
今、思い出しても
胸が苦しくなる状況でした。
私たちカウンセラーは、
「ロールプレー」といって
カウンセラー役と相談者役を演じて
練習をするのですが、
その頃を思い出して
相談者役をすると
相手の方から、「重たすぎる」
とよく言われます。(笑)
今、振り返ってみると、
絵にかいたような
「悪循環」状態になっていて、
・物事の見方が悲観的に
なっていたり
・人とコミュニケーションを
取るのがおっくうになっていたり
・人の気持ちを思いやる余裕が
なくなっていたり
その結果、次から次に
トラブルやストレスなことを
呼び込んでいたんだなぁ
と思います。
結局、ギリギリまで頑張って、
力尽きてしまったのですが、
もし、今、あの頃の自分に
アドバイスすることができるなら、
・「できない」って、
認めることも大事だよ
・「逃げる」という選択肢も
アリだよ
ということを言ってあげたいです。
「限界は自分が決める」
普通は、カッコよく、
「もっと努力をしろ」、
という意味で使われますが、
時には、カッコ悪く、
自分のために限界を決めて
諦めるということも
長い人生においては
大事なように思います。
久しぶりに訪れた地方都市は、
ちょうど、桜が満開の見ごろで、
土地の食べ物も
美味しくいただきました。
あの頃は、桜の美しさも、
郷土料理の美味しさも
じっくり味わうことも
できませんでしたので、
このような形で、リラックスして
再訪問できるとは夢のようです。
おかげさまで、
様々な人の助けや、幸運によって
自分の人生を取り戻すことが
出来ました。
そういったことへの感謝を抱きつつ
「あの頃の自分」のように
苦しい時期を過ごしている方の、
少しでもお力になれるよう
あらためて、新年度から、
自分でできる努力を
していこうと思いました。
もう、限界ギリギリまでは、
頑張りませんけどね。(笑)
ピンクの象には気を付けよう(2023/3/29)
「ピンクの象のことは考えるな!」
と言われると、
人はどうしても
頭に「ピンクの象」が
浮かんでしまい
考えてしまう・・・
という例え話。
聞かれたことがある方も
多いかもしれませんね。
人は、「~するな」、
と言われると
逆に、そのことが
気になってしまったりします。
また、「~をしない状態」
「~がない状態」というのは
想像しにくいという
脳の性質があります。
ピンクの象のことを
考えないようにするのであれば、
たとえば
「黄色いキリンのことを考えろ」
というのが正解です。
「~しない」ではなく、
その代わりに「~する」ことを
考えるという方法ですね。
これは、とてもシンプルで
大切な原則ですので、
いろんなことに応用が利きます。
子育て中の方であれば、
子どもに向かって
「コップの水をこぼさないように
気を付けて持ってきなさい!」
ではなくて、
「水を運ぶときは、
コップをしっかり握って
ゆっくり歩いてきてね」
スポーツを指導する方であれば、
選手に向かって
「ここは大事な場面だから
絶対に失敗するなよ!」
ではなくて、
「基本に忠実に、相手の動きに
集中するように」
などと、「やったらダメなこと」
ではなく「やるべきこと」
を伝えてあげてくださいね。
また、この方法は、
ご自身で目標を立てる時にも
大切な原則でして、
・小さなことにクヨクヨしない
・お金の心配がなくなりたい
・人前で緊張しないように
という「~ない」系の目標設定は
達成のイメージが持ちにくく、
実現しにくいです。
それがなくなったら、
代わりに「どうなる」のか、
という目標に変換したほうが
いいですね。
・少々嫌なことがあっても
落ち着いていられる
・必要十分なお金を
稼ぎ続けられるようになる
・人前で、堂々と話ができる
というように
「~がある」「~する」という
目標にすることで
脳でもイメージしやすくなります。
ということで、
新年度からの目標を立てる時には、
「ピンクの象」のことは
思い出さないで、
この話のことを
思い出してみてくださいね。
あなたの満たされない4つの願い(2023/3/22)
前回に続き
「対人関係療法」という
心理学の分野から、
お役立ち情報をお届けします。
なにかイライラするとか、
不満だとか、
怒りがあるというときや、
人間関係でトラブルがあるときは、
あなたの中に
「満たされていない願望」
があると考えられます。
「対人関係療法」では、
その願望を大きく4つに大別して
捉えていきます。
原始的なものから順に、
①快楽の追及と苦痛の排除
・仕事の負担を減らしたい
・休みがほしい
・美味しいものが食べたい
・お金が欲しい
など・・・
②好き嫌い
・ウマの合う人と仕事をしたい
・嫌な人とは関わりたくない
・自分が働く会社・業界の
ビジネスモデルに共感できない
など・・・
③所属欲と自尊感情
・仲間になりたい
・でも、他人より優位に立ちたい
・所属先が欲しい
・出世したい
・馬鹿にされたくない
など・・・
④理想の追及
・何かを成し遂げたい
・達成したい
・自己実現したい
など・・・
今の自分のイライラやストレスが、
①~④のどれにあてはまるか
という視点で分析してみると、
少し対処法が見えてくる
かもしれません。
なかでも、
③の「所属欲と自尊感情」
は、社会的生物である
「人間」の特徴をよく表す願望で、
誰もが持つ
「仲良くなりたい、
でも他人より優位に立ちたい」
という矛盾した願いが
人間関係の中では、
様々な葛藤やトラブルに
形を変えてきます。
自分の願望をコントロールし、
他人の願望を理解すること
ができれば、
イライラ・ストレスを減らし、
心穏やかに生きる道が
見えてくるかもしれません。
とはいえ、実際には、
理屈としてはわかっていても、
難しいことが多いのですが、
それでも、わかっていないよりは、
理想に近づくことが
出来ると思います。
一生もののトレーニングですね。
あなたが出遭う4つの問題(2023/3/15)
ずいぶん暖かくなりましたね。
4月からは新年度で、
環境が変化したり、
新しいチャレンジを
予定されているという方も
多いのではないでしょうか?
今日は、そんな方に
知っておいていただきたい
環境変化に伴う
リスクのお話です。
カウンセリングの技法の中に
「対人関係療法」という
アプローチがあります。
ストレスや悩み事について、
その原因になりやすい
「人間関係」の部分に
フォーカスしていく方法です。
その「対人関係療法」では、
状況を把握するために
<4つの問題領域>
という考え方があるので
ご紹介させていただきます。
その①「悲哀」
重要な人の喪失や死別など。
その②「役割をめぐる不和」
身近な人間関係で、
お互いが期待する役割に
ズレがある状況。
その③「役割の変化」
周囲から求めるられる立場や
役割が変化している中で、
本人が対応できていない状況。
その④「対人関係の欠如」
身近に親しい人がいないなどの
孤立や孤独感。
ヒトが人間関係上の
ストレスや悩み事を抱える時は
これら4つの状況に
当てはまっていることが多い
というわけです。
新しい生活にワクワクしている
のはよいことですが、
環境が変化するということは
これら4つの問題領域に
あなたが直面するリスクが高い
ということでもあります。
普段以上に、
体調管理や睡眠に気を付けたり、
ストレス解消のための
時間を取ったり、
自分をケアしてあげるように
してくださいね。
あなたの新しい挑戦を 応援しています。
令和は「A and B」 思考(2023/3/8)
前回に引き続き
「あいまいな喪失」理論で
著名なポーリン・ボス先生
のご講演の中から、
みなさんと共有したいアイデア
の第2弾です。
喪失や悲しみと
「ともに生きていく」ために
自分自身の「レジリエンス」
=心のしなやかさ・回復力
を育むことが役に立つ
ということでしたが、
レジリエンスを
高める方法の一つとして
「A and B 思考」という
考え方を紹介されていました。
私たちは、
困難な状況に直面としたとき、
「A or B 思考」 という硬直した
考え方になってしまいがちです。
例えば・・・
・大切な人と
別れてしまったから、
私は、もう幸せにはなれない。
・試験に失敗したから、
もう将来に希望が持てない。
いっぽうで「A and B 思考」
という発想で考えるとは、
・大切な人と
別れたことは悲しい。
でも、私は新しい人間関係を
作ることもできる。
・試験に失敗したことは
残念で悔しい。
でも、私は
再びチャレンジできるし、
ほかの道へ進むこともできる。
というような考え方です。
どうでしょう?
起こってしまった状況は
変わりませんが、
「A and B 思考」
で受け止めることで、
次の一歩に進む力が
湧いてくるように感じませんか?
人生では歳を重ねるごとに
喪失や失敗の経験・記憶が
増えていきますが、
過去に捉われるのではなく、
残された時間も
有意義に使うために、
「A and B 思考」は
特に中高年以降に
非常に大事になるように思います。
昭和時代には「B&B」が
一世を風靡しましたが、
令和は「A and B」ですね。
「A & B」ロゴの
Tシャツでも作ろうかな?
悲しみは乗り越えなくていい(2023/3/1)
「あいまいな喪失」
の理論で有名な
ポーリン・ボス先生のご講演を
聴かせていただく機会があり、
とても心に残るお話だったので、
いくつか、皆さんと
共有させてください。
大切な人や物、
将来への希望を失ったりして、
悲しみにくれている時、
私たちは
早く悲しみを「乗り越えて」
立ち直らなければ、
と考えると思います。
もしも身近な人が、
そのように悲しみの中にいれば、
早く「乗り越え」られるように
励ましてあげたいとも考えますね。
ただ、ボス先生によると
喪失に伴う悲しみに
「終わり」はなく、
「乗り越え」なくてもいい
とのことです。
乗り越えなければならない
という発想では、
乗り越えるまで
一歩も踏み出せないという
ジレンマに陥ってしまう
ことになります。
そうではなくて、喪失や悲しみと
「ともに生きていく」、
と考えるほうが現実的で
役に立つということでした。
例えば、
大切な人が亡くなってしまい
悲しみが続いている時、
その人のことを忘れようと
努力するのではなく、
毎朝、仏壇に手を合わせて
その人を悼むことを
ルーティンにする
というような方法ですね。
そして、喪失や悲しみと
「ともに生きていく」ために
頼りになるのは、
このメルマガでも
度々話題にしている
自分自身の「レジリエンス」
=心のしなやかさ・回復力 です。
人間には幸いこの「レジリエンス」
が、元々備わっており、
さらに意識することで、
この力を育んだり、
高めたりすることができます。
この話、来週も、もう少し続けたいと思います。
夫婦喧嘩に潜む暖かい感情(2023/2/22)
さて、前回からの続きで
夫婦喧嘩に心理学で
どうアプローチするのか
という考え方のヒントを
2つご紹介します。
ポイント①円環的に考える
夫婦は、それぞれの立場から、
相手が~「だから」自分は~する
と考えています。
たとえば・・・
・妻が口うるさい
「だから」飲んで帰る
・夫が飲んで遅く帰ってくる
「だから」愚痴を言いたくなる
と、相手の行動・態度が原因で、
自分の行動・態度が結果
だと考えていますが、
夫婦間のコミュニケーションは、
「原因→結果」の
一方向の因果関係ではなく、
円環的にくり返されている
ものなので、
立場や切り取り方の違い、
によって
見方が変わるということです。
どちらも原因じゃないので、
「あなたのほうが悪いんだから
変わりなさい!」
と相手を責めるのではなく、
自分の態度を変えてみたら、
相手の態度も変わる可能性が
大いにあります。
ポイント②
「二次感情」を認めて伝える
・なんでそんなことするの!
(しないの!)
・まったく、うるせーな!
といった怒りの感情は
相手の言動に反応している
「一次感情」ですが、
その背景には、
・大切な人と繋がりを
感じられなくて寂しい
・大切な人から
信じてもらえなくて悲しい
という「二次感情」があります。
硬くて冷たい「一次感情」
に対し、
「二次感情」は、
柔らかくて暖かいものです。
対応としては、自分の中にある
「二次感情」の存在を認めて、
それを相手に伝える
努力をすることです。
怒りやプライドが
邪魔をしてくると思いますが、
同じ屋根の下に
暮らすのであれば、
いがみ合っているより
楽しいほうがいいはずで、
「幸せな家庭を築きたい」
という目標は夫婦とも同じはず。
少し冷静になって、
①と②のポイントで
考えてみましょう。
こういった考え方・アプローチは
夫婦間だけじゃなくて、
あらゆる人間関係に
応用できそうですね。
夫婦喧嘩は犬も食わぬ
と昔から言われます。
「夫婦間の喧嘩は、
たいてい些細なことが原因で、
すぐ仲直りするので
相談に乗ったり仲裁したりせず、
ほっとくのがよい」
という意味だそうです。
(なんでも食べるはずの
犬でさえ食べないという例え)
夫婦喧嘩の当事者になると
そんなのんきな事ではない
ように思いますし、
近頃グルメになった
犬にも失礼な言い方ですね。
典型的なパターンを
考えてみましょう。
(コロナ前の会話)
妻:「あなたは、いつも
遅く家に帰ってきては、
疲れた疲れたと言って、
何にもしてくれない!
どうせ、私や子供のことは、
どうでもいいんでしょう。」
夫:「いや、家族が大切だから、
嫌な思いしても遅くまで
働いているんじゃないか!」
妻:「仕事仕事って、飲みに行って
遅くなってるだけでしょう!」
こうやって、口論して
感情をぶつけあっているうちは、
まだいいのですが、
こういう関係が続くと
だんだん疲弊してきて、
夫婦のどちらかが、
「黙り込む、距離を置く」
という戦法に出るようになります。
夫婦の片方だけが
怒っている状態ですね。
さらに段階が進むと、
怒っているほうも疲れてきて、
どちらもが距離を置いて
争いを避けるようになります。
コロナ以降は、
だいぶ状況が変化してきて、
在宅ワークになった夫が
ずっと家にいることで
奥さんのストレスは高まり、
飲みにも出かけられない
旦那さんのストレスも高まり、
緊張感の高まった家庭も
多いようです。
こんな夫婦間の葛藤に、
心理学的は、なにかアプローチが
可能でしょうか?
続きは、次回に~。
あなたに怒りをぶつけてくる人への対応(2023/2/8)
「怒り」という感情は、
非常に強いマイナスのパワーを
持っていますので、
自分自身にも他人にも
さまざまな悪影響を与えます。
「自分の怒り」
をコントロールするには
「アンガーマネジメント」
の手法が役に立ちますが、
他人からの怒りを
ぶつけられることもありますよね。
相手の怒りに正当性があって、
こちらに非があると
認められるときには
誠意を持ってお詫びして、
早々に事態を収束するのが
賢明でしょう。
しかしながら、
相手の怒りが度を越していたり、
理不尽で受け入れられない
と感じるときには、
相手の怒りに巻き込まれて
自分も冷静さを失ったり、
反撃したくなったりします。
ここで、
自分も「怒り」を爆発させて
相手をやりこめようとしたら
もう勝ち負け争い、
泥沼の展開です。
こんな時に、
少し自分の冷静さを
取り戻す方法として、
「目の前のこの人は
私を傷つけようとしている
のではなくて、
この人の魂が困って
悲鳴をあげているのだ」
と考えてみる方法が役に立ちます。
そうすると、
「何に困っているのかな?」
という視点に移ることが出来ます。
我を忘れて怒っている人は、
自分で自分の感情を
コントロールできなくなっている
「気の毒な状態の人」です。
そもそも、幸せを感じていて、
人生楽しいなぁと思っている人は
他人に怒りを
ぶちまけたりしませんからね。
こちらは一段、心のレベルを上げて
冷静な大人の対応でいきましょう。
ちょうど、
まだ言葉をしゃべれない赤ちゃんが
泣きわめいて
必死に何かを訴えているのを
大人の私が
見ているイメージですね。
・お腹が減ったのかな・・・
・うんちでおむつが
気持ち悪いのかな・・・
・一人にされるのが怖いのかな・・
相手が大人なので、
赤ちゃんほど
可愛くはないですけどね。
相手の中の赤ちゃん(魂)
が泣いているイメージで。
・人から大切にされず
プライドが傷ついてるのかな・・・
・ストレスが強くて
余裕がないのかな・・・
・孤独で
愛情に飢えているのかな・・・
私も顧客からの電話対応の仕事を
していたことがあるのですが、
他人から怒りをぶつけられるのは、
とてもストレスフルで、
心身を消耗しますので、
そういうことが職業上多い方は、
本当に大変ですね。
自分に合ったストレス解消法を
たくさん持っておいて
自分を大切にしてくださいね。
私じゃなくてもよいので、
よいカウンセラーを見つけて、
カウンセリングを受けることも
その手段の一つです。
チェンジカーブ:変化への対応(2023/2/1)
「生きているかぎり
変化は避けられない」
という当たり前の事実を、
私たちは忘れがちです。
すべてのものは
絶えず変化をし続けているので
永遠に変化しないものは
ありませんよね。
それでも大きな変化は、
たいてい突然にやってくるので、
多くの人は混乱したり
取り乱したりしてしまいます。
こういう時のために、
人が変化を受け入れる
心理的なプロセスをモデル化した
「チェンジカーブ」
というものを知っておくと
少し安心材料になるかも
しれません。
「チェンジカーブ」は
「死ぬ瞬間」という著作で有名な
精神科医のキューブラー・ロスの
「悲しみを受け入れるプロセス」
を元にモデル化されたもので、
今日のメルマガの冒頭に
貼り付けている図がそれです。
(テキストメールでご覧の方は
すみません)
人は変化に接すると
ショックを受けて
混乱状態になります。
その後、変化の理不尽さに対し、
否定したり、怒りを覚えたり、
抵抗したりし、
やがては激しい落ち込みを
経験することもあります。
しかしながら、落ち込みの後は、
徐々に変化を受け入れ
対応していくプロセスへと
向かいます。
もちろんモデルなので、
必ずしもプロセスが
このように進まなかったり、
進む速度が人によって違ったり、
ときには行ったり来たりする
こともあるかもしれません。
しかし、
このモデルを知っておくことで、
・今の自分の怒りや落ち込みは
自然な反応である
・今は変化に適応していく
プロセスの途中である
・この苦しみは
いつまでも続くわけではなく、
いつか抜け出すことが出来る
ということを信じられる
のではないでしょうか。
そして・・・
今あなたの手の中にある幸せも
永遠ということはないのですから、
感謝し、しっかりと
味わっていきたいですね。
それが「人生の午後」ならば(2023/1/25)
今日のお話も、
ミッドライフ・クライシス
世代の方へのメッセージです。
スイスの偉大な心理学者
&精神科医であるユングは、
人間の生涯を太陽の運行に例え、
40歳前後を
「人生の正午」と呼び、
人生を前半と後半に区別する
という考え方を提唱しました。
これになぞらえば、
ミッドライフ・クライシス
(中年の危機)は、
ちょうどこの「人生の正午」
を通過したあたりで
やってくるという
イメージですね。
いつまでも続くと思っていた
1日も、
太陽がピークを過ぎると、
これから夕方、
夜もやってくるということが
ぼんやり意識されてきます。
「人生の午前中」は、
社会のルールに馴染むこと、
仕事について稼ぐこと、
家族を持ち子どもを育てること、
などに一生懸命だった私たちも、
「人生の午後」に入ってくると
人生の次のステージに相応しい
楽しみや、生きがい、
目標を見つけることが
大切になってきます。
それがないと、
夕方になる寂しさや、
太陽が沈み夜になる不安だけが
クローズアップされて
しまいます。
午後には午後の
楽しみがあります。
・アフタヌーンティー
⇒おやつの時間
・ハッピーアワー
⇒安く飲める時間
・マジックアワー
⇒日没前の目くるめく時間
・プライムタイム
⇒くつろぎ楽しむ時間
・夜寝る前
⇒一日を振り返る静かなひと時
もし午前中に、
失敗や辛いことが多かったとしても、
真夜中を迎えるまでには、
いろいろと楽しい時間が、
残されています。
ミッドライフ・クライシスは、
これまでのあなたの
価値観を見直し
楽しい未来像を描き直す
タイミング、
と捉えたいですね。
さて、どんな未来を
描きましょうか?
「喪失」は突然にやってくる(2023/1/18)
大切な人の死、
失恋や親しい人との別れ、
退職や異動で役割を失った、
などなど・・・。
「喪失」は、
とても大きなストレスになり、
ときには、メンタル不調のきっかけ
となったりします。
これを読んでくださっている方にも、
喪失後の悲しみの中にいる方も
いらっしゃるかもしれませんね。
生きていると
いろんな種類・大きさの
「喪失」を経験しますし、
多くの場合、
「喪失」は不可効力であり、
突然やってくるので
準備もしにくいものです。
「喪失」体験に伴って、
悲しかったり苦しかったりするのは
とても正常な反応であり、
ダメージから立ち直るには
一定の時間も必要になりますが、
できるだけ前向きに捉えることで、
心へのダメージを軽減し、
少し早くリカバリーすることが
できるかもしれません。
「大切な人の死」であれば・・
その人が亡くなったからといって、
あなたとの思い出や関係性までが
消え去ったわけではありません。
「親しい人との別れ」であれば・・
相手から去っていったのであれば、
相手の事情を本当に
理解することはできないですし、
相手の気持ちを
変えることもできませんから、
よい意味の諦めも必要です。
また、今後のために少しだけ、
反省したほうがいいことが
あるのかもしれませんね。
「退職や異動で役割を失った」
のであれば・・
それは自分に
何を教えてくれているのか。。。
もしかすると、
仕事中心の生き方を見直し、
もっと人生で大切なことに
目を向けろ、
というメッセージかもしれません。
「喪失」は辛い体験ですが、
少なくとも自分の人生物語の
一つの彩りではあります。
いいことしか起こらない人生は
ないですし、
何も起こらない物語は退屈です。
失ってはじめて、
失ったものが
どれだけ大切だったか気づける
ということもあると思います。
どんなに辛い感情も、
いつまでも続くことは
ありません。
辛い時は、おおいに泣いたり、
誰かを頼ったり、
感情に蓋をせずに、
生きている証として、
辛い感情を丁寧に味わう、
というスタンスも必要です。
そして涙が乾いたら
顔を上げて、
大切なものを失っても
まだ、あなたの手の中にあるもの
そばにいてくれる人に
感謝して歩き出しましょう。
失った分、新しい何かが
あなたの人生に入ってきます。
ミッドライフ・クライシスがやってきた!(2023/1/ 11)
ミッドライフ・クライシス
(midlife crisis)という言葉を
お聞きになられたことは
ありますか?
日本語では、「中年の危機」
と訳されたりしますが、
気力・体力・容姿の衰えなどを
自覚し始める
40代~60代にかけて、
多くの人が体験する
精神的危機のことで、
一説には、ほぼ80%の人が
これを体験するということです。
定年退職、子どもの独立、
病気、パートナーとの別れ、
孤独感、老後への不安など、
きっかけは様々ですが、
「自分の人生は、
これでよかったのだろうか?」
などと考え、
これまでの生き方や
自分自身への自信が
揺らいでしまって悩んだり、
時には、
うつ状態に陥ることもあります。
昔のように
人生50年という時代には
大きな問題にならなかったこと
かもしれませんが、
人生100年時代となってくると
ミッドライフ・クライシスを
いかに乗り越えて、
人生の後半を充実させるかは
現代人にとって
大きなテーマになります。
ミッドライフ・クライシスの
真っただ中にいる時は、
暗くて出口が見えない
トンネルのように
感じるかもしれませんが、
考え方を変えれば、
これまでの生き方を見直し、
自分らしい
新たな人生を歩み始める
きっかけにすることも可能です。
ただ、これを乗り越えるのは
人生を変えるくらいの
大きなチャレンジですから、
いろいろな
心理学のアプローチも総動員して
対応する必要があります。
これからも時々、取り上げて
考えていきたいテーマです。
少なくとも、このメルマガを
読んでくださっている方であれば、
「新しい自分を見つけ、
人生の後半戦を充実させる
チャンスが来た!」
と前向きに捉えていきたいですね。
苦労があっても諦めなければ
かならず乗り越えられます。
今年は長所を活かしていこう(2023/1/4)
新年あけまして
おめでとうございます。
年末年始は、
よい時間をお過ごしに
なりましたでしょうか。
今年も頑張って、
週一でメルマガ配信
していきますので、
お付き合いいただければ
幸いです。
年の初めですし、
できるだけ
ポジティブな話題にしたいと
思いますので、
今年は長所を大切にしよう、
というお話から。
早速ですが、
「あなたの長所はなんですか?」
と、聞かれて、
最近、面接を受けた方なら、
パッと答えられる
かもしれませんが、
「そんなこと恥ずかしくて
考えてない」
という方や、
「自分には、特に
長所と言えるほどのものはない」
と謙遜される方も
いらっしゃるかも。
いえいえ、少なくとも、
このストレス社会の中で、
何十年か人間をやってきた
ということは、
あなたにも
必ず長所があるはずです。
少し、立ち止まって
考えてみてください。
それでも出てこないという方は、
あなたをいつも悩ませている
自分の短所だと思っていることを
ひっくり返してみると
ヒントが見つかるかも
しれません。
将来のことを考えると、
どうも不安になってしまう
という方は、
行動する前に
慎重にリスク分析をするので、
実際は、失敗の少ない人
かもしれません。
気が付いたら、なんか
損な役割を負わされることが多い
という方は、
とても真面目で
高い責任感の持ち主で、
他人から見たときに、
この人ならきちんとやってくれる
という信頼感が高い人
なのではないですか?
言葉遊びじゃなくて、
人の長所と短所は
同じコインの裏表なんですよね。
ある人の特性が、
いいように発揮されたら長所、
悪い面が出てしまったら短所、
ということですから。
仕事であっても
プライベートであっても、
自分の強みを活かした
ライフワークと呼べるものを
見つけることができたら、
幸せな人生に向けて、
大きな一歩を踏みだせる
ことになります。
最後に、
ポジティブ心理学の
研究者が作っている
自分の強みを知るテストのサイト
をご紹介します。↓
https://www.viacharacter.org/survey/account/register
無料で実施できますので、
ぜひ一度、
やってみてください。
(英語のサイトですが、
日本語も選択することが
できますので、ご安心を。)
2023年は、
自分の強みを知って活かして、
パワフルに行きましょう。
過去は変えられる(かもしれない)というお話(2025/3/5)
過ぎ去った過去は
変えられない・・・
それは不変の真理のように
思えますが、
実は変えられるかもしれない・・・
というお話です。
一説によると
おおよそ成人の7割は
程度の差はあれ、
過去の出来事による
なんらかの心の傷を
抱えているのだそうです。
お読みくださっている方の中にも
過去の不幸な出来事、
取り返しのつかない失敗など、
タイムマシンで戻れるなら
変えたい過去があるという方も
いらっしゃるかもしれませんね。
残念ながら、
過去に起こってしまった
「出来事」そのものを
変えることはできませんが、
それをどう自分が理解するか、
ということなら変えることが
できるかもしれません。
考えても見てください。
私たちは、現在目の前で
起こっていることですら、
一人一人が自分の価値観や捉え方
というフィルターなしには
見ることができません。
同じ出来事を、同時に見ながらも、
異なる立場から眺めれば
まったく違った感想を持ちますね。
たとえばスポーツ観戦であれば
どちらのチームを応援しているか、
自分でも自覚があるので
自分の見方のバイアスを
意識するのは比較的簡単ですが、
日常の出来事では
物事がそうシンプルでは
ありませんし、
自分の見方が
浅かったことや偏っていたこと、
相手の深い意図や事情を
理解していなかったことに
あとになって気が付くという経験を
することも多いと思います。
過去の辛かった出来事の
理解を書き換えるのは
簡単ではありませんが
その辛さを少しでも和らげるには、
「今」が幸せだと感じ、
感謝することが
スタート地点になります。
「今」が幸せであれば、
そこに繋がってきた過去の出来事や
過去の人々(自分も含めて)
の存在や行いを受け入れて、
許すこともできるのでは
ないでしょうか。
たしかに辛かったけれども、
過去の出来事や人々が
少しでも違っていたら
「今」とまったく同じ状況には
なっていなかったわけですから。
辛い過去の傷が癒えずに苦しい
という方は
「今」の幸せを感じられるように
エネルギーや意識を
向けてみるのも一つの方法です。
アタマ・ココロ・カラダ(2025/2/26)
人間には、
頭(思考)と、心(感情)と、
体とがありますが、
悩み事や辛いことがある時は、
どうも頭と心の間でグルグルと
止まることのない無限ループに
入ってしまいがちなようです。
自分にとってネガティブな
出来事や状況があり、
そのことを考えていると
気分がどんよりと
落ち込んできてしまいます。
その、どんよりした気分で
物事を眺めると
普段より悲観的に
見えてきますので、
「ああ、なんでまた・・・」
などと考えて、
さらに落ち込んでしまう、
といった具合です。
こんな時に
苦しみから逃れるために、
考え方を変えてみようとか、
気分を変えてみようとか、
そういったアプローチも、
もちろんアリなのですが、
頭と心の無限ループから
いったん離れて
「カラダ」へと意識を集中する、
というのも効果的な方法です。
先日ご紹介した
自分の手のひらを胸にあてて
その温もりを感じるという
「スージング・タッチ」も
わかりやすく自分のカラダに
意識を集中するにはよい方法です。
いろいろと考えたりせずに、
ただ、手のぬくもりを感じる…
また、悩み事やストレスが重なって
心が辛い時は、
自分のカラダの不調や疲労を
見過ごしやすくもなります。
時々立ち止まって、
カラダからの声やサインに
意識のチューニングを
合わせてみてくださいね。
バスから見た世界(2025/2/19)
訳あって、ここのところ
路線バスに乗ることが多く
空いていれば後ろのほうの座席に
座るようにしています。
私は自家用車を持っていないので、
いつもは歩きか自転車なのですが、
バスの後部座席は
一段高くなっていますから、
いつも見ている街の風景が
少し違って見えたり、
気づいていなかった看板やお店に
気づけたりして
新鮮な気分になります。
自分のことを俯瞰して
客観的に見つめる視座として
「メタ認知」と呼ばれる
ポジションがあります。
よく「幽体離脱」して
自分を上から見ているイメージ
とご説明していますが、
バスの後部座席も、
いつも見ている景色を、
視点を高くして客観的に見る
効果があると思います。
歩いている人を
上から観察するのも楽しいですよ。
バスの高さといい、
ちょうどいいスピード感といい、
絶妙な感じなので、
ぜひ、お試しください。
普段から満員のバスで
通勤している方には、
何をのんきな事をと、
叱られるかもしれませんが・・・
そうやって、視点のレベルを
どんどん上げていき、
宇宙の視点から見たら
すべて小さなこと
人の人生も一瞬のまたたき
自分の悩み事も、
どうでもいいように
見えてきたりして・・・
悩んだ時は、
少し視線のレベル感を上げて
上から眺めてみると
ヒントが見つかるかもしれません。
靴を磨いて出かけよう(2025/2/12)
おはようございます。
今日もお出かけになると
思いますが、
あなたの靴は綺麗ですか?
どうも人からぞんざいに
扱われることが多いとか、
いつも身勝手な人に
振り回されてしまうとか、
自分は男運・女運が悪く
ろくでもない男(女)とばかり
縁ができてしまう、
などという気がする方は
自分で自分のことを
大切に扱えているか、
チェックしてみましょう。
自分の都合で
他人を振り回したり
利用するような人は、
自分のことを
大切にしていない相手が
一番の好物です。
こういう人から身を守り、
他人から大切に扱われるためには
自分自身を
大切に扱うことが先決です。
大切にするといっても
なにも高価なブランド品を
身につけるとか、
高級外車を買いましょう
ということではありません。
・ちゃんと自分の心身を
ケアできているか?
・自分のやりたいことや
好きなことを
優先できているか?
・自分の家族や持ち物を
丁寧に扱っているか?
・自分がしたくないことを
頼まれたときに嫌と言えるか?
といったことです。
そいうことでは
身だしなみというのは
自分を大切にしているかどうか?
ということが
表面に現れやすい部分ですし、
特に靴などは、身だしなみの中でも
その人の油断や余裕のなさなど、
本質が現れやすいんでしょうね。
たとえ古くても、安くても、
きちんと汚れを取ったり、
手入れしてあるかどうか。。。
身なりや持ち物で
人を判断するのは
感心したことではありませんし、
怒りを表す定番フレーズとして
「人の足元を見やがって!」
というのもありますが、
一流ホテルのサービスマンは、
お客さんの靴は、
やはり確認するそうですね。
さて、足元を見てください。
あなたの靴は、汚れていませんか?
インド人から教わったこと その1(2025/2/5)
若い頃に、
インド人の英会話の先生
と親しくなって、
先生の自宅でヨガを教えてもらう、
というレアな機会がありました。
ヨガのほうは、
もう忘れてしまったのですが、
「人生で大事なこと」として、
教えてもらったことがあります。
先生は鉛筆で丸を描いて、
7割くらいまでを黒く塗りつぶし
ここの塗っていないところ、
「スペース=余裕」が大事だ
と教えてくれました。
飲んだり・食べたりするときも
胃や膀胱の限界まで
詰め込むのではなく、
もうちょっとほしいかな、
という所でやめておく。
仕事をする時も
限界まで働くのではなく、
もう少しできるけど、
という所で休みを取る。
人のケアをする時も
自分がやれることは
何でもしてあげる、
ではなく自分のケアの時間も取る。
なんでも
(気力・体力・お金・・・)
少しの余裕を残しておくことが
肝心だと。
若い時は、
ピンとこなかったことですが
その後教えを忘れ、
限界まで頑張るというスタイルで
自分を痛めつけて苦しんだ結果、
今になって、
先生の言ったとおりだなぁと
思い知らされました。
せっかく教わっていたのに、
その後の人生で
実践できていませんでした。。。
年を取ったこれからは、
もう少し賢く、
余裕を心がけ、
自分をいたわりながら
生きていきたいと思いますが、
自分でブレーキをかけるのって、
難しいですね・・・
相変わらず飲みすぎて、
二日酔いに後悔しながら
このメルマガを書いている私。。
思いやりのパイプが詰まるとき(2025/1/29)
人は本来、誰しもが
「思いやり」を持っている
とされています。
「思いやり」には、
①自分から他人へ
②他人から自分へ
③自分から自分へ
の3つの方向があります。
人生が穏やかにすすんでいる時には
この3つの流れがスムーズで
私たちを取り巻いて「思いやり」が
うまくパイプの中を
循環しているイメージです。
いっぽう、
何らかの心の問題を抱えている時は
「思いやり」が
3つの流れのどこかで
パイプ詰まりを起こしているかも
しれません。
①自分から他人へ
わりと理解しやすいと思いますが、
親しい人が悩んでいたり、
困っているお年寄りがいた時には、
多くの人が
「大丈夫かな」「心配だな」
という感情を持つと思います。
(実際に、何か行動できるかどうか
は別にして)
人は本来やさしいんですね。
他人の困難を理解して
助けようとするのは、
体力的に
決して強くない動物である人間が
生き残れてきた所以でしょう。
しかし、自らが
強いストレス下にあるときなどは、
余裕がなくて、
他人の困難に気が付けず、
この流れが滞りがちです。
②他人から自分へ
こちらは①と比べると
苦手だとおっしゃる方が
多いかもしれませんね。
人に親切にされたり、
好意を示してもらうと、
「何か、裏があるんじゃないか」
とか「受けた好意を返さなきゃ
いけない」
などと感じてしまったり。
たしかに世の中には、
悪意を持って「親切なフリ」で
近づいてくる人もいるので
適度な警戒心は必要ですし、
受けた好意を返していくのも
人間関係では大切ですが、
あまりこういった意識が強すぎると
良好な人間関係を構築する阻害要因
になってしまったりします。
残念ながら、幼少期に
養育者からの無償の愛を
受ける体験が少なかった方は、
この流れがうまくいかないことが
多いようです。
③自分から自分へ
意識しないと
これが一番難しいと思いますが、
ここの所繰り返しお伝えしている
「セルフ・コンパッション」
ということになります。
ほとんどの方は、これまで
自分で自分を思いやるなんて
教えてこられなかったので、
最初は難しいかもしれませんが、
練習によって
育てていくことができます。
この流れがあるからこそ、
他人にやさしくする
余裕が生まれたり、
自分は他人からのやさしさを
受け取ってもいいんだと思えたり、
他の流れの改善にも
つながっていきます。
「思いやりのパイプ」の
詰まりでお困りの場合は、
最寄りの水道屋さん、ではなく、
カウンセリングでご相談ください。
あなたの部屋のもう一人の住人(2025/1/22)
想像してください。
あなたは、
小さな部屋で一人暮らし
のはずですが、
気が付いたら、いつからか、
あなたそっくりの居候が
ずっと一緒に住んでいます。
自分はゴロゴロして
何もしないくせに
たまに口を開くと
「お前、イケてないな」とか
「何やらせてもダメだよね」とか
「いつもツイてないなー」とか
嫌なことばかり、
あなたに話しかけてきます。
あなたは、「何じゃ、こいつ」、
と腹立ちながらも、
まあまあ痛い所をついてくるので、
その都度、
気分が悪くなったりします。
そうです、居候の正体は
「自己批判」くん(ちゃん)です。
本当にこんな居候が部屋にいたら、
早々にたたき出すのが
いいのですが、
「自己批判」くんは
自分でもあるので、
追い出すことはできません。
うまいこと
付き合っていくしかないんですね。
でももし、「自己批判」くんの
性格がよくなって、
「お前、まあまあやるじゃん」
「けっこう頑張ってるよね」
「こういうこと得意だよね」
とか言ってくれるようになったら
どうでしょう。
すごく心強い応援団が
ずっと自分を励ましてくれる感じに
なれませんか?
ここのところ
セルフ・コンパッション
(自分への優しさ)
の話が多いのですが、
今回の例え話も、
そういうことです。
自分の心に住んでいる
居候の性格は、
セルフコンパッションの
考え方・アプローチを
あなたが採用することで、
変えることができます。
「自分の中のもう一人の自分」と
いい関係を作っていきたいですね。
あなたもやってる「すごいこと」(2025/1/15)
車を持っていないので
普段は運転しないのですが、
年末に用事があって
久しぶりに
レンタカーを借りました。
若い頃は、
地方で営業の仕事をしてましたので
1日何百キロとか、
ふつうに運転していたのですが
久しぶりの運転となると
神経も使いますし、
すごく疲れました。
運転と同じで
普段やっているようなことは
自分にとってはあたりまえで
たいしたことをやってないように
思いますが、
人というのは
けっこうすごいことを
毎日やっているものですね。
カウンセラーという職業柄
他の方の人生を
垣間見させていただくのですが
どなたとお話ししていても
「それは、すごいことを
されているなぁ」
と思うことが常です。
それをお伝えしても、
たいていのかたが
「いや、それほどでも・・・」
とおっしゃいますが。
ちょっとだけ
他人になったつもりになったり、
あるいは
初心者だったころの自分にもどって
今の自分のしていることを
その視点から見てみたら
けっこう、
すごいことをしていませんか?
もし、
そういうことが見つけられたら
迷わず素直に
「すごい。頑張ったね」と
自分を褒めてあげてくださいね。
日々、すごいことを続けながら
人生を送っているのだから
気づいていなくても
みえない緊張やストレスに
晒されているということです。
自分自身への優しさと
セルフケアをお忘れなく・・・
親切のネタ探し!(2025/1/8)
新しい年がスタートして
一週間が経ちましたが
滑り出しはいかがでしょうか?
ゆっくりできたのも束の間、
さっそく仕事でバタバタ、
少し忘れていたイライラや
モヤモヤも戻ってきてしまった、
という方は、
いらっしゃいませんか?
今日は、そんなあなたに、
簡単に気分を「少しだけ」よくする
小手先のテクニックを
ご紹介します。
街中で困っている人を
手伝ってあげたり、
忙しいだろうにとても丁寧な
対応をしている店員さんだったり、
人に親切にしている人をみると
こちらまでいい気分に
なったりしますよね。
私は残念ながら、
だいぶ意識しないと
人に親切できないほうなので、
さりげない親切を
自然にできる方を見かけると、
本当に清々しくて尊敬します。
同時に自分が恥ずかしくなったり。
今日の小手先テクニックは、
私のように
親切が苦手なタイプの方に、
より効果的かなと思います。
方法は簡単で、
通勤・通学・お出かけの道すがら、
「何か、人に親切にできることはないか?」
と考え、観察しながら、
歩いてみてください。
いつもと違って、
少し客観的に
世界をみることができる自分に
気が付くと思います。
しかも、
「何か、親切をしてあげる」
ということは、
少し自分の心に
余裕がないとできません。
逆説的ですが、
「何か、人に親切にできることはないか?」
と考えるということは、
強制的に、
世界に対して客観的になり、
心に余裕を生む効果があります。
その気持ちのまま、
実際に親切にできればよいですし、
たとえ親切できなかったとしても、
クヨクヨする必要はありません。
「今日は、私が親切にしなくても、
みんな幸せそうだったから、
ま、いいか」
くらいに考えてくださいね。
あなたの気分が、
少し良くなったとしたら、
それでこの方法の目的は達成です。
そう、
「情けは人のためならず」
ですから。
この世界は、
心をネガティブにするような
出来事には事欠きません。
小手先のテクニックやら、
本格的な思考法やら、
いろいろと組み合わせて
試しながら、
自分に合った方法を見つけ、
少しでも幸せを感じる時間を
増やしていきましょう!
自分にやさしくタッチ(2025/1/1)
みなさま、
新年あけまして
おめでとうございます。
今年はちょうど
1月1日が水曜日ですので、
このメルマガも
切りよくスタート
させていただきます。
せっかくの新年第一号なので、
今日は、きっとみなさんにも
役に立ちそうな
「スージング・タッチ」という
簡単なエクササイズを
ご紹介させていただきます。
soothingは「心を落ち着かせる」
とか「なだめる」
といった意味です。
基本のやり方はとても簡単で、
1.両方の手のひらをこすり合せる
2.手のひらがだんだん
温まっていくのを感じる
3.目を閉じて、手のひらを
胸にあて温もりを感じる
以上です。
やっていただくと
不思議と安心したり、
あたたかい気持ちになることを
体感できるのではないでしょうか。
これは、何度も紹介してきている
「セルフ・コンパッション」
(自分に優しくすること)
を高めるためのエクササイズで、
この動作を一日20秒、
一か月続けるだけで、
あなたの
「セルフ・コンパッション指数」
が向上すると言われております。
基本動作はこれだけですが、
手をあてる位置を
別の場所に動かしてみたり
(首の後ろ側とか、顎とか)
自分をハグするような
動作を入れてみたり、
自分が「気持ちいい」「落ち着く」
という方法を探してみてください。
あまり気分がよくならない場合や、
触れる場所によって
嫌な感じがする場合は
けして無理をせずに。
気が進まないなら
止めても大丈夫です。
みなさんのご感想や、
気持ちいい方法が見つかったら、
ぜひ、教えてくださいね。
今年は、
自分に優しい一年
にしましょう!
今年を気持ちよく締めくくるミニワーク(2024/12/25)
今年も残り1週間となりましたね。
このメルマガも、
今日が年内最終号です。
ということで、
今日は気持ちよく今年を締めくくる
簡単なワークのご紹介。
紙を2枚ご用意ください。
1枚目の紙には
「今年できたこと」を
書いていきます。
・〇〇の資格を取った
・〇〇の目標をクリアした
・新しく○○を始めた
・休みを取って○○に旅行した
といった派手なものは、
割と思い出しやすいと思いますが、
・〇〇の練習を続けた
・○○さんと飲みに行った
・〇〇の薬を飲み続けた
・〇〇というイベントに参加した
・〇〇さんの手伝いをした
とか細かいものは
忘れてしまいがちです。
些細なことでも、
できるだけ書き出して
いきましょう!
日記や手帳を付けている人は
それを頼りにしてもいいですし、
自分が投稿したSNSや、
送ったメッセージなども
やったことを思い出す
材料になりますね。
少し時間を取って
この作業をしてみると
意外に多くのことをした自分に
「よく頑張ったな―」と
気づけるのではないでしょうか。
また、年の初めの頃と
状況や考え方が変わったことにも
気が付くかもしれません。
ともかく、できるだけ書き出して
頑張った自分を
褒めてあげましょう。
オプションとして、
書き出したものから10個選んで、
今年のベスト10を選んでみるのも
楽しいかもですね。
2枚目の紙には
1枚目を書きながら浮かんできた
「やりたかったけど、
できなかったなー」
と思うことのうち、
「やっぱり、近いうちにやりたい」
ことを書いていきます。
できなかったことでも、
興味がなくなったりしたことは
あえて書かなくてもいいですね。
こっちの紙は、
そんなに真剣に
取り組まなくて大丈夫です。
反省しすぎると
落ち込んでしまいますので (笑)
こちらの紙のタイトルも
「今年できなかったこと」
ではなくて
「来年やること」
にしておきましょう。
それでは、みなさま、
よいお年をお迎えください。
今年も一年、
拙いメルマガをご覧いただき
ありがとうございました。
来年も、
よろしくお願いいたします。
カレーとストレスの関係?(2024/12/18)
突然ですが、みなさん、
カレーはお好きでしょうか?
もし、カレーにスパイスが
入っていなかったとしたら!?
それは、もはやカレーと呼べず、
別の汁物ですよね・・・
「ストレスは
人生のスパイスである」とは、
「ストレス」という概念を提唱した
ハンス・セリエさんが残した
名言だそうです。
「ストレス」は重なったり、
溜まったりすると、
私たちを悩ませる厄介者ですが、
適度なストレスは
自分を頑張らせたり成長させる
材料にもなります。
ストレスのない人生が
あるとしたら、
それはスパイスの入ってない
カレーのように
何の味わいもない
そもそも人生と呼べないもの
かもしれませんね。
人生からストレスを
取り除こうとするより
いかにうまく付き合って
コントロールしていくかを
考えるほうが、
うまくいきそうです。
あなた好みの
カレーのレシピを考えるように
あなたに合った
ストレスマネジメントを
考えていきましょう。
味の好みも、
年と共に変化するようです。
私も若い頃は
激辛カレーが好きでしたが、
今は、ほどほどの辛さが
美味しく感じます。
人生に必要なスパイス(ストレス)
の量も、
年を取ったら、
ちょっと控えめで
いいかもしれませんね。
【お手軽心理実験?】他人から見た自分の姿を知る(2024/12/11)
人間だれしもですが、
他人のことはよくわかるのに、
自分のこととなると
よくわからないことが多いですね。
それもそのはず、
他人の姿は、
自分の目で見ることができますが、
自分の姿を、
自分の目でリアルタイムに
見ることはできませんもんね。
日常的にテレビ出演など
されている方ですと、
自分の姿を見ることにも
慣れているかもしれませんが、
一般人の場合そうはいきません。
ということで、
今日は一つみなさんに
試してもらいたい実験があります。
といっても簡単なことですが、
パソコンからZoomに接続し、
ビデオ(カメラ)の設定から
「マイビデオをミラーリング」
のチェックを外してみてください。
これだけです。
(すみません、スマホ版Zoomでは
設定の変更方法を
見つけられませんでした。
知ってる方は教えていただけると
助かります。)
Zoomの初期設定では、
「マイビデオをミラーリング」
がオンになっています。
つまり画面には、いつも見慣れた
鏡の中の自分と同じ画像が
見えているのですが、
この設定を変更すると、
他人の目線で見た自分を
見ることができます。
これが、とっても
気持ち悪いんです。
人にもよると思いますが、
私の場合、この設定にすると
ものすごい違和感を感じ、
自分の顔の左右バラバラなことや、
年取ってたるんでしまった頬や、
薄くなった髪が気になって、
5分と見ていられません。
いつも鏡では
自分に都合の悪い部分は
見ないようにしたり、
自分に都合のいいように
「脳内補正」している
ということでしょうね。
同じようなことが、
自分の心についても
起こっていると思います。
他人から見た自分と、
自分が心で思う自分のギャップが
ひょっとすると、
あなたの生きづらさの原因
になっているかもしれませんね。
自分の心の中を見るには、
Zoomのように
簡単な装置がないので、
そういうときはやっぱり・・・
カウンセリングです。
自分と向き合う作業は、
他人から見た自分を
Zoomで見た時と同様に、
目をそむけたくなったりする
かもしれませんが
自分に迷った時には
必要な作業です。
アサーションへの道は1日にしてならず(2024/12/4)
人と人との
理想的なコミュニケーション
のあり方として、
「アサーション」
「アサーティブネス」
という手法があり、
このメルマガでも
何度か取り上げています。
簡単に言うと、
「相手の考えや意見の違いを
違いとして認め尊重しつつ、
自分の意見や要望も
冷静に伝えるスキル」で、
両者がこの手法で、
対等な立場から
コミュニケーションを取るのが
理想的と考えられます。
確かに、
理想的だなぁと思う一方で、
現実世界ではお互いの役割や
立場などもあり、
なかなか実践が
難しかったりもします。
さらに、人間誰しも、
自分の考えや意見が
「正しい」と思いたいので、
他人から自分と異なる意見を
出されると、
ついムッとして、
「なんだよ」「そんなのおかしい」
と反応したくもなります。
そんな時は、
反射的に反応するのではなく
一呼吸おいて、
「これはアサーションを
身につけるための応用問題だな」
と考えてみてはどうでしょうか。
アサーションを態度として
定着させるには、
何度も繰り返しながら、
体に馴染ませていくしか
ありません。
「多様性を認める」ことは
今や常識になっており、
そこから逸脱する言動があれば、
ネット上で袋叩きになるような
風潮もありますが、
一方で「多様性を認める」という
綺麗な言葉の裏で、
社会の分断が進んでいます。
この時代に多くの人が
アサーションを身につけることは、
さらに重要になっているように
思います。
偉そうなこと書きましたが、
多分に自戒と反省の念をこめて、
自分へのメッセージ
でもあります (^_^;)
未熟な私もアサーションへの道を
ゆっくりながら修行中です。
青臭い気持ちを新たにしました(2024/11/27)
先週末は久しぶりに、
「ポジティブ心理学」の
オンラインセミナーを
実施させていただきました。
今回のセミナーは、
私同様にカウンセリングの勉強を
している方々向けでしたので、
とても積極的に参加していただき、
ポジティブなフィードバックも
いただいて
私のポジティブ感情も、
だいぶチャージすることが
できました。
自分で話をしながら、
実践できていないことも多く、
「そうだったよな」と反省したり、
質問をいただいて
新たな気づきがあったり
とても貴重な機会でした。
そもそも、
私がポジティブ心理学に
憑りつかれた?のは
50歳を過ぎたころ、
幼少期のような
赤貧の生活からは逃れ、
それなりに仕事にも家庭にも
恵まれているのかも
しれないけれど、
「なんだか、
あんまり幸せじゃないな・・・」
と感じており、
いい歳をして、
「人生とは何か?」
「幸せとは何か?」
「俺の人生、これでいいのか?」
なんていう答えの出にくいことを
考えて悶々としていたころです。
今考えると、
ミッドライフ・クライシス
真っただ中、だったと思います。
そんな状態の私に、
一条の光のように差し込んできたのが、
ポジティブ心理学の考え方でした。
具体的な工夫によって、
自分で自分の幸福度を
上げていく方法は
自分の人生に
主体的に向き合い直す
きっかけにもなりました。
今、「人生とは何か?」
の私なりの答えは、
「人生は、自分らしく、
幸せになるためにあるんだ」
ということです。
ミッドライフ・クライシス
をはじめ、
人生の困難の中にいる方に、
カウンセリングと
ポジティブ心理学を通して、
「それぞれの方らしい幸せ」を
感じていただく
お手伝いをしたい・・・
悲しいくらいの微力だけど・・・
と青臭い気持ちを新たにしました。
いつも、みなさんには、
メルマガを読んでいただき
「いいね」やら
コメントやらをいただいて
ありがとうございます。
とても励みになっております。
たいした内容ではありませんが、
これからも、
よろしくお願いいたします。
求めすぎないお付き合い(2024/11/20)
新しい人と知り合いになって
最初はウマが合うと思っていたのに
だんだん、
「あれ?こんなことする人なの?」
「そんなこと言うの?」
なんてガッカリすることは
ないでしょうか?
これはあたりまえの現象
でもあるんですよね。
特に親しくないうちは
相手に関して
知っていることが少ないので、
人間は自分の先入観に従って
「こんな人だろう」と
不足している情報を
補っていますが、
付き合いが深くなっていくと
情報が増えてきて
自分が勝手に思っていたこととの
ギャップがはっきりしてきます。
ごくまれには、
自分が思っていたより
相手の美点・長所があとになって
わかることもありますが、
たいていの場合、
自分が期待していたことと違って
ガッカリ、
ということが多くなります。
人づきあいが苦手
という方の中には、
せっかく出会えた心を許せる人から
自分の期待することを
全部得ようとし、
深く親しくなろうと
我慢や努力を重ねて、
結局、期待を裏切られてガッカリ、
というパターンが多いようです。
そもそも、自分が求めることを
すべて与えてくれる人なんて
どこにもいませんので、
むしろ浅い関係の
友人・知人を増やし、
それぞれの人には
多くを期待しない、
1つでもいい所があればよし、
悪い所は目をつむる、
というスタンスが、役に立ちます。
これであれば、
一人の人から得られるものは
少ないですが、
失った場合のダメージも
少なくてすみます。
人と親しくなるのが
苦手だとか怖い、
と感じている方は、
ヒントになれば幸いです。
人は一人では
生きていけない生き物。
いたずらに友人を増やそうと
躍起になる必要はありませんが、
幸せな人生を送ろうとすれば、
人間関係が
自分にとって快適であることは
とても重要な要素になります。
好き嫌いせず、残さず食べなさい!(2024/11/13)
昭和生まれの中高年の皆さんは、
幼い頃に
「好き嫌いせず、
残さずしっかり食べなさい!」とか
「わがまま言って、
人様に迷惑かけちゃいけません」
とか親から言われて育った人も
多いかもしれません。
そうやって躾けてもらったおかげで
栄養のバランスも取れて
すくすくと育ち
他人と大きなトラブルを
起こすこともなく
こんなに立派な大人になれました。
と、ここまでは
親への感謝でよいのですが、
もしあなたが、
人生後半の幸せについて
考え始めているのであれば、
このような親からの
ありがたい躾けは、
いったん押入れにしまっても
いいかもしれないですね。
そしてもう一度、
自分に問いかけてみましょう。
いったい自分は何が好きで、
何が嫌いなのか。
何が楽しくて、
何は面白くないのか。
人生の後半戦で幸せを
再構築しようとするときには、
自分の「好きなこと・もの」
「楽しいこと・もの」を
優先して取捨選択、
意思決定していきましょう。
これまで、家族のため、
会社のため、他人のためと
自分の欲望を抑えて
頑張ってきた人は、
そう急に言われても「好きなこと」
「楽しいこと」がわからない、
ということが
あるかもしれませんが、
そういう時は、いろいろ試してみて
「何が好きなのかを見つけること」
自体を楽しむ、
というスタンスでも
いいと思います。
若いころと違って、
人生の残り時間は
ふんだんにはありません。
他人の好きに付き合ってる
場合じゃありません。
自分の食べたいものを食べ、
嫌いなものは残し、
他人のやりたいことより
自分がやりたいことを優先し、
好きな人と付き合い、
嫌いな人と付き合わない。
ずいぶん身勝手なようですが、
大丈夫です。
常識人に成長しているあなたは、
そう心がけたって、
そんなに他人に迷惑をかける
ようなことはありませんから。
あなたの小さな応援団を探す(2024/5/22)
何かにチャレンジするとき
困難に立ち向かわなくてはならないとき
自分の味方になって
応援してくれる人がいると
心強いですよね。
考えてみれば
人が生きていくということは
多かれ少なかれ
チャレンジや困難が
つきものでもありますので
いつでも自分を応援してくれる人が
いるのは大きな力になります。
しかし、実際には、なかなか都合よく
そういった人がいないことも
多いですよね。
カウンセリングでは、
相談者の方の
問題を解決する助けになったり
悩みや苦しみを癒してくれるもの
を「リソース」と呼んで、
一緒に探していく作業をします。
カウンセラーが手伝えば
より探しやすくなりますが
自分でもできなくはありません。
・問題解決を手伝ってくれる人
・ヒントがもらえる本
・勇気づけられる生き方をしている人
・触れたり目にすることで心が休まるもの
・思わず笑ってしまうこと
などなど・・・
あなたの心にポジティブに
働くものならなんでもよいですし
一つ一つのリソースは
小さくてもかまいません。
いえ、むしろ小さいほうがいい
かもしれないです。
一つの大きなリソースに頼りすぎる
というのも
いざ、それが使えなくなった時の
ダメージが大きいからです。
また、自分の外にあるものだけでなく
自分の中にあるもの、例えば
あなたの長所や、あなたの経験
なども、大事なリソースです。
あなたのリソースを探すのは、
いわばあなたの「小さな応援団」を
探す作業になります。
紙などを使って書き出してみると
いいでしょうね。
自分を応援してくれるものが
意外とあるんだということを
実感できます。
こうやって
ふだん、意識していないリソースも
意識して使ったり、頼ったり、
アクセスを増やすこと、
これが苦しい時にあなたを助ける
ポイントになります。
あなたが信頼できるカウンセラーも
大きなリソース(応援団)になる
可能性があります。
お悩みの時は、ご相談ください。
セルフコンパッションの先に(2024/5/15)
以前のメルマガで、
自分に優しくする
「セルフコンパッション」
という考え方について
ご紹介しました。
とかく人間は
(真面目で責任感の強い人ほど)
自分に厳しくなりがちですが、
自分のことを
あたかも一番の親友のように
取り扱ってあげよう
というコンセプトです。
・頑張っている親友(自分)を労う
・親友(自分)に無理をさせない
・親友(自分)に酷いことを言わない
ということでした。
この考え方を取り入れるだけでも
十分に役立つものですが、
今日は、さらにもう一歩進めて
自分のことを
大切な子供のように取り扱う
という方法を考えてみましょう。
自分の弱い所、もろい所、
ダメなところが目に付いて、
自分に対してガッカリしたり、
腹立たしく思ったりすることが
あるかもしれません。
でも考えてみてください。
世界中どこにも
完璧な人間などいませんし
もし、いたとしたら、
個性や面白みがなく
付き合いづらいはずです。
あなたの不完全な部分こそが
あなたに個性を与えてくれている
とも言えます。
まるで、
自分の子供を見るような視線で、
ダメなところも含めて
自分の存在自体を
愛しく思うことができたなら。
頑張っているあなたは
きっと癒され、
心も安定することでしょう。
難しいですか?
でも、
誰かに何か行動してもらう
のは難しいですけど
自分で自分への見方、
接し方を変えるだけ、
とも言えますから、
練習によって
近づくことはできます。
素敵なあなたを、あなた自身が
認めてくださるように
祈っています。
「幸せモデル」に気をつけよう(2024/5/8)
一流大学を出て
一流企業に入り
美しくて性格のよい
パートナーを見つけて結婚し
可愛い子供に恵まれて
一家団欒楽しい我が家
昭和~平成の幸せモデルは
こんな感じだったと思いますが
もはや過去のことですね。
しかしながらメディアなどでは
いまだに、わかりやすい
「幸せな家庭のモデル」
を創り上げて押し付けてくるので
そのモデルから外れていると
まるで自分がNGのような
気分にさせられますが
捉われる必要はありません。
どういうことに幸せを感じるかは
極めて主観的なもので、
一人一人違います。
たとえ家庭だとしても
「自分以外の他者」
との集まりですから
一律の「幸せモデル」に
収まるわけがないんです。
メディアから流されてくる
「幸せモデル」は
他人から「幸せに見える」
モデルです。
「幸せに見える」モデルを
自分の幸せだと思って
目指してしまうと
不幸の源になりかねませんから
注意したいですね。
「自分だけの幸せモデル」
を作り上げることが
人生の一大事業かも
しれませんね。
病床で考えたこと(2024/5/1)
まだ本調子ではないのですが、
コロナの症状も収まって
おかげさまで
徐々に普段の生活を
取り戻してきています。
(アルコールも飲めるように
なりました!)
療養中は、こちらの精神が
ナイーブになっているので、
いつもより、
いろんなことを感じました。
優しい言葉をかけていただき、
ほんとにありがたいなと
思うこともある一方で、
相手には全く悪気はないと
わかっていながらも、
弱っている気持ちを
逆撫でされるように
感じることもありました。
・自分の経験からの、
よくわからないアドバイス
・無駄に元気づけしてくる
・根拠のない情報や
悲観的な見通しを伝えてくる
・決断を促すような投げかけ
困ったことに、
これらのコミュニケーションが
SNSなどでやってくると
それにいちいち反応する
必要に駆られ
エネルギーを消耗しました。
(今考えれば、無視して
寝ておけばよかったかも)
放っておいてくれることで
優しさを示す人もいましたが、
これはこれで、
「心配してくれていないのか」
「忘れられているのかも」
と寂しい気持ちに
なったりもしました。
(人間はやっかいですね)
じつはこの療養期間中に、
長期間、準備をしてきた
大事な仕事の予定
(オンラインでのセミナー)
が入っていたのですが、
だいぶん悩んだ末、
お願いしてキャンセル(延期)に
させていただきました。
会社員時代の自分であれば、
間違いなく無理して
決行していたと思うのですが、
「セルフコンパッション」
=自分への思いやり
の大切さを学び、
それを人に伝える立場では、
ここで無理するより
ご迷惑をおかけするけれども
自分の回復を優先させ
元気になってから、
万全なものを提供し、
恩返ししようと考えたのです。
管理職や重要な職責に
就かれている方は、
責任感が強いからこそ、
そのポストに就かれているので
こういう自分優先の決断を
するのは難しいかもしれませんが
ご自身を大切にするのは、
とても大事なことだと思います。
また、部下の方が不調の時には
無理をさせないように、
ときには上司の権限を使って
「ストップさせる」「休ませる」
というのは、
管理職の大事な仕事だと思います。
(これも、自分は
できていなかったのですが)
しんどいので
もう罹るのは御免ですが、
それでも、
たまに調子を崩すことは
弱っている人の気持ちが
理解できたりして
得られる部分もありました。
体も心も健康でなければ
人のことを思いやるのは
難しくなりますね。
あたりまえに
健康でいられることに
あらためて感謝した
コロナ体験でした。
コロナにかかった私はダメ人間?(2024/4/24)
先週の半ばから発熱しまして、
検査の結果コロナ陽性と
判明しました。
これまで幸い
罹患することがなかったので、
人生初コロナでした。
約束していた仕事や
プライベートの予定を
キャンセルし
多くの方にご迷惑を
おかけしてしまいました。
日頃は、
だいぶ慎重に行動している
つもりだったんですが、
参加したプライベートの集まりで
感染したと思われ、
後で考えると、
少し油断がありました。
人に迷惑をかけたこと、
自分の不注意があったこと、
などは事実ですから
行動を反省するのは必要ですが、
こういう時に、
必要以上に落ち込まないためには
楽観的な「説明スタイル」
が大切です。
「説明スタイル」とは、
自分に起こった出来事を説明
するときのスタイルのことで、
・その出来事の原因は、内的なものか外的なものか?
・その出来事は、一時的なものか永続的なものか?
・その出来事は、特殊なものか普遍的なものか?
という切り口で見てみると、
個人によって、それぞれ
一定の傾向があるそうです。
たとえば、
「コロナに罹ってしまうなんて、
自分は、なんて不注意な
人間なんだ。
みんなに迷惑かけちゃって。
昔から失敗が多いし、
これからも、また何か
やらかしそう・・・
だいたい自分は
ついてないんだよな。
この前だって・・・」
のように、悲観的に説明するのと、
「感染症なんだから、
全部がわたしのせいでもないし、
注意してても限界がある。
これまで3年間も
罹患しなかったんだから、
たまにはこんなこともあるか。
いつも、
ツイてないわけでもなく、
この前はレアなプレゼントが
抽選で当たったし・・・」
のように、楽観的にするのとでは、
コロナに罹ったという
事実は変わらなくても
自分にとっての意味合いが
大きく変わってきます。
「楽観的な説明スタイル」は
否定的な出来事の
ダメージを小さく、
立ち直りを早くする効果があり、
しかも、後天的に身につけられる
とされていますから、
ちょっと自分は悲観的かも、
と心当たりがある方は
スキルとして練習してみては
いかがでしょうか?
カウンセリングでは、
こんな練習も提供していきます。
こころのカメラ(2024/4/17)
少し前に趣味として
写真撮影をお勧めする記事を
書かせていただきましたが、
自分の心を穏やかに保つ方法
としても、
写真撮影の考え方が
応用できます。
「必要なところだけを切り取る」
目の前に見えている景色の中から
どの角度で、どの部分を切り取り
「写真」にするか?
は基本的な撮影技術です。
社会生活の中でも、
自分の心を乱すような事柄は
見ないようにするとか、
ある人の中にある嫌な部分は
見ないようにするとか、
あなたの心の平和にとって
「必要なところだけを切り取る」
と考えてみては
いかがでしょうか?
「どこに焦点を当てるか?」
写真では強調したい部分、
メインにしたい部分に
フォーカス(焦点)を当てて、
それ以外をあえてぼかす、
という表現方法があります。
どれくらいぼかすか?
というのも
撮影者が決めることができます。
これも社会生活に応用すると
自分にとってよい事柄に
焦点を当て
嫌な事柄はぼかすとか、
ある人の美しい部分に焦点を当て
醜い部分・未熟な部分には
あまり注目せず
ぼかして捉えるとか、
撮影者であるあなたの意図で
決めることができます。
だれもが感動するような
美しい写真は、
最低でもこの2点の技術は
上手に、そして意図的に、
使われています。
あなたの人生のアルバムが
できるだけ美しい写真で
満たされますように。
「苦手な人」とのお付き合い(2024/4/10)
4月になって、
新しい環境がスタートすると
新しい人とのお付き合いも
始まっているかもしれませんね。
あなたの人生の物語に登場した
新しい人物たち。
気の合う人ばかりであれば
よいのですが、
なかには「苦手だな」と感じる
人もいるかもしれませんね
今日は、そんな「苦手な人」に
どう対応していこうか
ということについて
考えてみたいと思います。
大前提として、多かれ少なかれ、
誰でも苦手な人はいるので、
それは仕方のないこと、
それが普通です。
誰とも仲良くすることは
できません。
逆に言えば、あなたも誰かから
「あの人、苦手だな」
と思われているかも
しれませんしね。(笑)
最初の可能性として
考えてほしいのは、
新しく付き合いが始まった相手
であれば、
「まだ、慣れていないだけ
では?」ということです。
何度か述べていることですが、
人にはそれぞれ、
人生の中で培ってきた
コミュニケーションスタイル
があるので、
今まで、
かかわりが少なかったスタイル
の相手だと慣れるのに少し
時間がかかります。
人間の習性として、
自分の身を守るために
「この人は、敵か味方か?」を
早めに判断したくなる
ものですが、
あまり即断しないほうが
よいと思います。
実は後々、
自分を助けてくれる人になる
可能性もあるわけですから。
しばらく付き合ってみたうえで、
「やっぱり苦手」という場合は、
自分とは
コミュニケーションスタイル
が違う人なんだ、
と考えてみましょう。
ポイントは「いい・悪い」
ではなく、「違う」
という捉え方をすることです。
相手を変えようとするよりは、
苦手な人とは、
いかに距離を置くか、
ということを工夫しましょう。
大人になったことの
大きな特権の一つは、
選べる人間関係の幅が
広がることです。
子ども時代は、
学校を中心に与えられた環境で
人間関係を構築するしか
なかったわけですが、
大人になったあなたは
「苦手な人とは付き合わない」
という選択肢も
一定の範囲で使えるはずです。
特にプライベートな関係では、
「苦手な人」と無理に付き合う
必要はありません。
やっかいなのは、
避けられない人間関係の中で、
自分の心の平和を
乱してくるような相手
とのつき合いですが、
一つの方法としては、
相手のことを、
「何か事情のある気の毒な人」
と見てあげることです。
心が満たされて「自分は幸せだ」
と感じている人は、
自分の不機嫌で
周りを嫌な気分にさせたり、
人を攻撃したりすることは
ありません。
他人には詳細はわかりませんが、
攻撃的な人は間違いなく
「何か気の毒な事情」
をお持ちの方です。
満たされない欲望が、
攻撃という形に
変化してしまうわけですね。
あなたは巻き込まれて
ネガティブな気分に
ならないように、
「何がこの人を
そうさせているのか?」
と観察してみましょう。
物理的な距離を
置くことが難しくても、
心の距離は、あなたの意志で
置けるはずです。
あとは、以前に紹介した、
「例外を探す」という方法も
有力なアイデアになります。
苦手な相手と、
意外とうまくいったときの状況、
やり方、などを見つけて
応用・再利用する方法です。
一人でうまくいかないときは、
あなたの気持ちを
カウンセラーに
吐き出したうえで、
一緒に考えるのも
良い方法になります。
春は「変化」の季節(2024/4/3)
いよいよ4月になりましたね。
長かった冬も終わって
暖かくなり、
桜の花も開き始めて
新生活にワクワクしてる、
という方も多いと思います。
もしかしたら
これまでの努力が実って
ご自身やご家族が
入りたかった学校に
晴れて合格したり、
会社で重要な役職に就かれたり、
という方もいらっしゃるのでは?
新しい環境で成功されることを
心よりお祈りします。
いっぽうで、
新生活による
環境や役割の「変化」は
それがたとえおめでたい事
であっても、
人間には大きなストレスになる
ものです。
もちろん、
「変化」に適応するため
頑張ることは
必要なことではありますが、
頑張りすぎるのは禁物です。
生来、真面目な人ほど、
周囲からの期待に応えようとして
頑張りすぎてしまいますので、
自分は真面目だなという
自覚がある方はご注意ください。
・忙しくても、
自分をケアするための時間、
好きなことをする時間を確保する
・変化の中でも、
あえて変化させない部分も
意識してつくる
・しんどいなと思ったら、
一人で頑張りすぎずに
早めに周囲を頼る
・期待に応えるのもほどほどに。
なんでも完璧でなくてもよい
など、「変化」は
メンタルヘルス上のリスクがある
ということを念頭に置き、
いつもより丁寧に自分の状態を
観察するようにしてくださいね。
もし、新しい生活に、
うまく馴染めないなと思っても
それは、あなたがダメ
ということではありません。
ピンチかも・・・と思った時は、
私たちカウンセラーを
利用していただくのも
賢明な方法です。
自分でできるストレスチェックの
リンクを添付しておきますね。
自分の状態のモニタリングに
お使いください。
⇒5分でできる職場のストレスセルフチェック
僕たちはどう死ぬのか(2024/3/27)
宮崎駿監督の
「君たちはどう生きるか」が、
アカデミー賞を受賞しましたが、
シニア世代の我々にとっては
「どう死ぬのか」も大事な問題です。
そんな不吉なことは
考えないようにしている、とか
考えると怖くなるので
避けるようにしている
という方も多いかもしれませんが。
昔は自宅で亡くなる方も
多かったりして
日常の中で、
「死」の存在を感じることも
珍しくなかったと思うのですが、
現代では、
ほとんどの「死」に関するプロセス
が病院の中で行われており
「死」というものを実感する機会が
減っています。
その結果として、
自分自身の「死」というものを
しっかり考えることも
少なくなっているようです。
しかしながら、
「誰でもいつかは死ぬ」
ということだけは、
避けることができない事実です。
不確定な要素が多い中で、
唯一、明確に決まっている未来
とも言えます。
年がら年中考える必要はないですが、
自分なりの死生観といいますか、
「死」の受け入れ方、考え方は
決めておいたほうが
いざとなってから
パニックにならずにすむと思います。
子どもの頃に、アニメ「一休さん」で
お正月に一休さんが
「どくろ」を掲げながら、
「お正月にご用心」と唱えて
町を歩くという
シュールな物語を見て、
ざわっとした記憶が鮮明にあります。
浮かれてばかりいないで、
お正月のような時にも(時こそ)
死を忘れないようにしなさい
という逸話だったようです。
キリスト教の世界でも
「メメント・モリ(死を忘れるな)」
という教えがありますね。
人間はいつか死ぬ、
ということを意識するからこそ
今できること、今会える人、
今という時間を
より大切にできるということですね。
たまにでよいので、
「自分も死ぬ」という事実に
目を向けることは
人生の残された時間を、
自分にとって大切なこと
に使うために、
必要なことのように思います。
・死後の世界はあるのかないのか
(自分はどう思うのか)
・どうなっていたら、
「いい人生だった」といえるのか
・やっておきたいこと、
会っておきたい人はいないか
・自分の死を素直に
受け入れることはできるか
「死」を意識してみると、
いろいろ考えるべきことが
ありそうですね。。。
写真撮影のススメ(2024/3/20)
自分が熱中できる
趣味を持っておくことは、
ストレス対処のためにも
よい方法なのですが、
中でも「カメラでの写真撮影」
はおススメです。
もちろん、
本気でやろうとすると
奥が深くお金もかかりますが、
とりあえずは入門レベルの
手頃なカメラでも
最近は技術が進化して、
基本だけ、ちょっと学べば
だれでも、それなりに
きれいな写真が撮れます。
私も下手の横好きですが、
たまには、気に入った
「奇跡の一枚」
が撮れることもあります。
写真撮影がいいなぁと思う点は
いろいろありますが、
なにしろ簡単なので
シャッターを押す
指の力だけあれば、
年を取って体力がなくなっても
続けらる趣味だということ。
また、
特に用事がない日でも
写真撮影という口実で
出かけようという
気になりますし、
カメラさえ持っていれば、
一人で出かけても
寂しくありません。
散歩しながら
撮影するのも楽しいですし、
家に帰ってきてから
撮影した写真を見返すと
2度楽しめます。
そしてなにより、
身の回りにあるものの美しさを、
カメラのレンズを通して
再発見することができます。
私はあまり
自然に興味がなかったのですが、
カメラでの撮影を始めてから
花や木、鳥や動物などが
美しいということに
気付くことができました。
この世界の美しさを
丁寧に味わうことは
とってもマインドフルで
心の平和にも繋がります。
特に、これといった
趣味がないなぁという方は
ご検討されてみては
いかがでしょうか。
やってはいけない餃子の食べ比べ(2024/3/13)
餃子が好きで、
よくテイクアウトして
食べるのですが、
私の住んでいる大阪には、
○○○(数字3文字)と
○○(将棋の駒)の
2大チェーンがあります。
どちらも個性があって美味しく
買ってくると、ついつい
ビールが止まらなくなります。
(ダイエットが続かない
一因でもあります)
先日、好きが高じて
前の日の餃子が
残っているにもかかわらず
次の日に別のチェーンの
店の前を通りかかり、
衝動を抑えられず、
また買ってきてしまいました。
成り行き上、
2つのチェーンの餃子を
食べ比べてみるという
贅沢なことを
してしまったのですが、
比べてみると意外なことに
片方のチェーンのもののほうが
断然、美味しく感じたのです。
(前の日の残りだということを
割り引いても)
比較さえしなければ、
これまでは、
それぞれを味わって、
どちらも美味しく
感じられていたのに
比較してしまうということを
したために
片方は美味しく、
片方はイマイチに
感じてしまったのです。
きっかけは
馬鹿馬鹿しいのですが、
このことは一つの真実を
象徴しているように思いました。
人だって、モノだって、
比較さえしなければ、
それぞれによい所があるのに
比較したことで
価値がないように感じてしまう。
多くの不幸は、比較から
始まるのかもしれませんね。
という自戒をこめて、
2週間ほど間隔を開けて、
イマイチに感じたほうの餃子を
買ってきましたが、
前と同じように、
やっぱり美味しかったです!
ということで、
もう餃子の食べ比べはしないと
誓いつつ、
ダイエットへの道のりは、
さらに遠く・・・
なんでも慣れるのが人間だ(2024/3/6)
早くも3月になりましたね。
4月から新しい環境、
新しい役割を控えて、
少し不安になっている
という方もいらっしゃる
かもしれませんね。
でも、大丈夫。
人間、大抵のことには
「慣れ」てしまいます。
あなたも、これまでの人生で
最初はドキドキしたり
違和感があったことでも
いつの間にか、慣れて上手に
できるようになったことを
たくさん経験してこられた
のではないでしょうか?
いろいろな緊張、不安、
ストレス、があっても
「慣れてしまう」というのは
人間の大きな能力です。
不安を軽減する方法としても
不安な事柄を回避するのではなく
少しずつ直面してみて
「慣れていく」というのが
効果的と言われております。
この「慣れ」が
うまく機能しないときには、
強すぎる不安など、
いろいろなメンタル不調に
発展してしまうこともあります。
一人ではうまく
「慣れられない」ときには、
無理をせずカウンセラーなどを
使っていただくのも
よい方法だと思います。
いっぽうで、
人間の「慣れる」という特性には
注意点もあります。
苦労して、せっかく手に入れた
もの、事柄、人間関係など
最初は大きな幸せを
感じられたとしても
人間はすぐに「慣れ」てしまい
幸せだと感じないどころか、
不満が湧いてきたりします。
また、DVや虐待、
パワハラ・セクハラなど
客観的には、
とても酷い状態で、
離れたほうがいい人間関係でも
人間は「慣れ」てしまい、
いたずらに悪い状態を
維持してしまうということも
起こり得ます。
ともかく人間は「慣れるもんだ」
という性質を覚えておいて
上手く使っていきたいですね。
簡単に元気を出すエクササイズ(2024/2/28)
このメルマガを
読んでくださっている方は、
世間でいうところの責任世代、
中高年の方も多いと思いますが、
最近は、何か
楽しいことはありましたか?
ある程度の年齢になって、
最近、どうも気力が湧かない、
楽しいと思うことが少ない、
というような時に、
とても簡単に元気を出す方法を
ご紹介します。
それはズバリ、
「お金を使うこと!」です。
もちろん、
お子さんが小さかったり、
生活に困窮しているような
状況では、
「お金を使う」なんて、
ふざけるなと言われそうですが、
今の日本では、
あまりに多くの方が
必要以上の蓄えを残して、
亡くなっていくようです。
マスコミから流れてくるのは
「老後不安に備えて、
お金を貯めよう。
運用で増やそう」
という情報ばかりです。
もちろん、一定の範囲で
正しい考え方と言えますが、
流れてくる情報に
無抵抗でいると、
老後不安に抗うために
とにかく、使わずに
お金を溜め込む、
という行動を
取ってしまいがちです。
あなたが頑張って稼いだお金は、
あなたが幸せになるための
手段として、
ぜひ、有効に使いましょう。
不安を軽減させるだけの
ツールにしておくのは
あまりに勿体無いです。
実際にお金を使う前に、
すぐにできる
エクササイズとして、
仮に「年収の3ヶ月分」のお金が
宝くじで当たったと思って、
何に使おうかなーと、
空想しながら使い道を
リストアップしてみてください。
(実際に、紙などに
使い道と金額を
書いてみてくださいね。)
これだけでも脳が活性化して、
楽しい気分が味わえるはずです。
次のステップでは、
出来上がったリストを
眺めてみて、
それぞれの使い道で、
あなたの幸せ指数が
どれくらい上がりそうか
考えてみましょう。
できれば+10点とか、
感覚でよいので
数値化してみてください。
中には、
意外に低コストで幸せになれる
「幸せコスパ」の高い
使い道も見つかるはずです。
第3段階では、
作ったリストの中から、
実際にお金を使ってみて、
その効果を確認してみましょう。
実際に使ってみると
想像したより幸せになれたり、
期待したほどでもなかったり、
ということが実感でき、
自分がほんとうにやりたいこと
なども見えてくると思います。
もう一度、
当たり前のことを言います。
お金は、あなたが幸せになる
ための手段です。
不安から逃れるツールだけに
しておくのはもったいないです。
あなたが頑張った代償ですから、
胸を張って使ってください!
あっ、第3段階の実行にあたっては
パートナーの方との相談を
忘れずに行ってくださいね(笑)
新しいことが続かないわけ(2024/2/21)
今年ももう、
2ヶ月が過ぎようとしていますが、
新年の誓いは、順調でしょうか?
私のダイエットは・・・
・・・例年通りです。
ダイエットに限らず、
何か新しい行動を
始めようという時に、
うまく続かない理由として
人間には根強い
「現状維持バイアス」という
ものが存在するということは
ご存知の方も多いと思います。
人間にとって、
根源的に大事なことは、
「とにかく生き残ること」
なので、
いろいろな不都合がある中でも、
なんとか生き残っている
現在の状態をなんとか
維持しようとするのですね。
やはりダイエットの例が
わかりやすいのですが、
痩せたいからといって
急激な食事制限などで、
無理やり体重を落とすと、
生体が「これは危機だ!」
と認識し、
できるだけ体重を
落とさないように
代謝を抑えたり、
食欲を増進させようと
したりしてきます。
たとえ標準体重を
大幅にオーバーしている
といっても、
生体としては、
これまでその太った体重で
生き残ってこれているのだから
それを維持しようと
するのですね。
加えて、
人間というものは
自分だけじゃなく、
自分を取り巻く人間関係も含めて
現状維持しようとしますから、
せっかく娘が頑張って
ダイエットしようとしているのに
お母さんが
ケーキを買ってきてしまう、
ということが起こったりします。
お母さんにとっては、
太った状態の娘さんが
現状なわけですから、
無意識にそれを
維持しようとしてしまうだけで
悪気はありません。
ということで、
あなたのダイエットが
続かないのは
あなたの「意志が弱いから」
ではありません。
(・・・ダイエットが続かない
筆者の言い訳に聞こえますね)
こんな「現状維持バイアス」
の抵抗に負けないためには、
意思とか気合の問題にせずに、
・行動を変える。
・環境を変える。
そして、家族や友人には黙って、
こっそりやる。
できれば自分の無意識さえも
気づかないくらいに、
そっとやることがおススメです。
長持ちさせる大人の友達関係(2024/2/14)
新しい人間関係を作るのが得意、
という方もいらっしゃいますが、
一般的には年齢とともに
新しい友達をつくるのが
難しく感じる方が
多いのではないでしょうか。
そんな中で、
気の合う友達ができた時は
大人になっても
嬉しいものですね。
仕事場での友達は
苦しい時に頼りになりますし、
趣味やボランティアなどで、
興味を分かち合える
友だちがいれば、
その分喜びが増しますから、
できるだけ大切にして、
よい関係が長く続くように
したいですね。
長続きのヒントとしては、
「距離感」と
「期待値のコントロール」です。
自分と感覚も近そうだし、
この人なら何を言っても大丈夫、
と油断して近づきすぎると
ギクシャクの元になりやすいです。
大人になってからの友達は、
これまで過ごしてきた
背景が違いすぎるので、
培ってきた価値観は
自分と大きく異なります。
お互いが気持ちよく過ごせる
適度な距離感を
保っておくほうが無難ですね。
もう一つは、
相手に対する自分の期待を
欲張りすぎないこと。
ボランティア仲間ならそのことだけ、
山登り仲間なら山のことだけ、
音楽仲間なら音楽のことだけ、
その人に期待することは、
基本的に一つだけに
しておきましょう。
人間の幸福がテーマの
「ポジティブ心理学」でも、
友達関係の良好さは、
その人の幸福度と
大きな相関があるとされていますが、
友達の数や関係の深さより、
異なるタイプの友達が
複数いることが望ましいとされています。
年齢とともに、
友達が少なくなったなぁ、
という方も
大人になった特権の一つとして、
無理して好きでもない人と
「友達のふり」をしなくても
いいわけですので、
親友を作ろう、
などと肩肘張らずに、
リラックスして
気の合う人を探したいですね。
「真実は、いつも一つ」ではない⁉(2024/2/7)
正義感の強い人は、
「真実は、いつも、必ずひとつだ」
という価値観を
持たれているかもしれませんが、
残念ながら
「真実は一つとは限らない」
という話題です。
巷で話題の芸人さん
ではありませんが、
過去の出来事をめぐって
自分と他の人との
理解が食い違う、
ということが私たちにも
起こり得ます。
人間は誰しも、
自分が見たもの、聞いたこと、
感じたことが
すべて「絶対的真実」
と思ってしまいがちですが
残念ながら私たちは、
不完全な「目」、「耳」、
「心のフィルター」を通して
物事を認識しています。
たとえば、
ドキュメンタリー映画で見たものが
すべて真実かといえば、
カメラには映せる範囲(画角)
があるので、
実は映像には、全体の一部が
切り取られているだけです。
人間の耳も、
空港のそばや工場の中で、
大きな騒音があっても
次第に慣れて、
必要な情報だけを
聞き分けられるように
不必要だと思う音声情報は
切り捨てられている
可能性が高いです。
心のほうだって、
その人の生まれ持った感受性、
育ち方、これまでの経験によって
同じような刺激・状況でも
感じ方は人それぞれです。
さらには、
過去の出来事の話ともなれば
「人間の記憶」という、
とても不完全なフィルターが
もう一つかかっています。
こういったことを考えれば、
安易に
「相手は嘘をついている!」
ということはできないはずです。
もちろん嘘をついている
可能性もありますが、
それが「相手から見た真実」
である可能性もあります。
裁判で争う時には、
そうも言っていられませんが、
日常で、他人と出来事の認識が
食い違ったような時には、
絶対的な真実というのはない、
と思っておいたほうが
無用なトラブルを避けるためには
賢明と思われます。
これらのことを、
いいほうに応用していけば
自分が真実だと思っている
否定的な状況でも、
見かたを変えれば
そんなに悪くないかもしれない
というように、
自分を楽にするほうに
利用できる可能性もありますね。
歯医者の椅子で考えた(2024/1/31)
今朝もまた、
治療中の歯医者さんの椅子で
口を空けながら考えたお話です。
(またっ!)
前回お伝えした通り、
虫歯などの
「原因があって、
それを取り除くことができる
(可能性がある)」
ようなタイプの
悩み・ストレスに関しては、
クヨクヨと考えてないで
早く治療(行動)に移すほうが
いいですね。
また、一人で抱え込んで、
あれこれと悩むより、
誰か(できれば頼れる専門家)
の助けを、早めに求めることが
重要ですね。
こういった行動を取らずに、
ひとりで、痛みや不安と
格闘していた時間は
もったいなかったです。
そして、治療用の椅子に座って
口を開いたら、
もう自分では
何もできることはないので
覚悟を決めて
ただ歯医者さんを信頼して
任せるだけです。
ところが、
いざ治療が始まってから、
いつ痛みが来るか来るかと
身構えてしまっていると、
まだ痛くもないのに
苦痛を感じるということに
なります。
実際に治療時の痛みは
ほんの一瞬だけなのに、
その一瞬の痛みを予測して
苦しむのはなんとも残念ですよね。
苦痛を味わうのは、
ほんとに痛い一瞬だけで充分です。
ということで、
2週にわたって、
心の悩み・不安・ストレスに
対処する時の注意点を
歯医者さんでの治療に
例えてみましたが、
いかがでしたでしょうか。
かえってわかりにくくなって
いなければよいのですが・・・
そうだ、歯医者さんに行こう(2024/1/24)
年末から冷たいものが
歯にしみるようになりました。
以前のメルマガで
どこも悪い所がなかったのに
不安が増幅して
実際に歯の痛みを感じた、
という経験を
書かせていただいたことが
ありました。
あのときは、
歯医者さんに行って
「どこにも虫歯はありませんよ」
と言ってもらったら
痛みが、すーっと
無くなったんです。
あれから反省して、
3か月に一度は
歯のクリーニングに通うようになり
その都度、
虫歯のチェックも
してもらっているので、
今回、歯がしみるのも
「これはまた、
痛みに過敏になってしまって
実体のない痛みを
自分で作り出しているんだな」
と思ってあまり気にしないように
していたのですが、
いっこうに収まる気配がありません。
結局、観念して
歯医者さんに行ってみたところ
今回は気のせいじゃなく
古い虫歯の治療跡が
劣化で炎症を起こして
痛みの原因になっていたようでした!
なにか、
悩みごと・困りごとがある時に、
問題解決の方向性として、
①ストレスになっている状況そのものを変えるアプローチをしていく方法
②状況は変わらないが、自分の考え方・対処の仕方を変えて楽になる方法
とがあると思います。
今回、私は、
①の方向で対処すべきところを
②の方向で自分の心を変えようと
してしまったわけですね。。。
歯の痛みという問題を起こしていた
はっきりした原因があったわけで
これは①のアプローチで、
速やかに専門家に治療してもらうのが
ベストでしたね。
なまじ、
カウンセラーなんかをしているため、
なんでもかんでも心の問題に
してしまいたくなる悪い癖がでて
問題を長引かせてしまった感じです。
いっぽうで、人生でぶつかる問題には
老いや、死、不慮の災害・事故、
などに代表される
状況を変えることができないこと
もあります。
こういう時は、
②のアプローチが有効になります。
変えられないものを
変えようとしたり、
くよくよしすぎると
問題がこじれていきます。
一番良いのは、
問題の種類や状況に応じて
2種類の解決法を
柔軟に使い分けたり、
併用していく
ということですね。
新年の誓いを長続きさせよう(2024/1/17)
新しい年になって
「今年こそは、○○しよう!」
と一念発起。
しばらく続けてみたものの
仕事も忙しくなって
気がついたら忘れている・・・
と、こんなことは
ないでしょうか?
私も、毎年のように
「今年こそはダイエットするぞ!
目標マイナス○○キロ」
とかやっていますが、
なかなかうまくいかず
家族にバカにされています。
そこで、そんなあなたに
ヒントになるかもしれない
アイデアをご紹介。
「行動分析学」という
なかなかユニークな
心理学の一分野があります。
簡単に言うと、
人間がどうして、
そのような行動をするのか
を心の問題ではなくて、
行動に随伴することから
分析していく手法です。
人の行動が増えたり
・続いたりするのは
ある行動をした「直後」に、
「よいことが起きる」か、
「悪いことがなくなる」か、
によるとのことです。
たとえば、
コンビニで買い物をするときに
ポイントアプリを見せて
店員さんにスキャンしてもらう
→すぐにポイントが獲得できたのがわかる
(よいことの発生)
トイレで用を足し終わったとき
悪臭が発生したので
消臭スプレーを使う
→悪臭がなくなって
よい臭いになる
(悪いことがなくなる)
という感じです。
なので、新年にやると
決めたことを定着させるには、
その行動をしたら、その直後に、
小さくていいので何かメリットが
得られるというものを
セットで作っておくとよい
ということになります。
小さなご褒美と
考えてもいいですね。
学校で先生が、
生徒がなにかいいこと
ができたら、
ノートにシールを貼ってあげる
とかいうのも、この考え方です。
行動の「直後」
(できれば60秒以内)
になにかのメリットが得られる
ということが
ポイントのようです。
ただ残念なのは、
時間がかかるメリットでは
効果が得られない
ということです。
今日頑張って、
ラーメン大盛りは我慢し、
腹筋運動を3セットやれば、
1か月後には少し体重が減る
というような「長期的メリット」
では行動は増えない
のだそうです。
これが、私が毎回
ダイエットに失敗する
メカニズムなわけですね。
いかに行動「直後」の
小さなメリットを設定するか、
がポイントですね。
私も、今年はこの考えで
ダイエットに再挑戦!
と思っているのですが、
はたして、どうなることやら。
知っておきたい心理的応急処置(2024/1/10)
元日からの震災のニュースで
救出作業や避難所の映像を見ていると
本当に辛くなりますね。
優しい方は
「自分も何かしなくては」と
そういう気持ちになるかもしれません。
以前の東日本大震災の際に、
大量の「善意の心理カウンセラー」が
被災地を訪れ
苦しみを傾聴することで
被災した方々を癒そうとしたのですが、
結果的に一部の被災者の方から
「カウンセラーお断り」
という貼紙を仮設住宅に出された
ことがあったそうです。
ご存じの方も多いかと思いますが、
心理的応急処置
(サイコロジカル・ファーストエイド=PFA)
という概念があります。
WHOが作成したガイドがありますので、
リンクを添付いたしますね。
000805675.pdf (mhlw.go.jp)
大きな災害や紛争などに合って、
心理的な苦悩に直面している方に対応するときの
大事な原則が記載されていますので、
行動を起こす前に、
ご一読をお勧めいたします。
もちろん、
くだんのカウンセラーの方々は
悪意があったわけではありませんし
当時はこういった知見も
まとまっていなかったはずですが、
たとえ善意であろうとも
結果的に苦しんでいる方を
傷づけることがないように
したいですね。
私は危機対応の専門家ではありませんので
心理的応急処置について
安易な解説は慎みたいと思いますが
個人的に大事だなぁと思うポイントとしては
・苦しんでいる方に無理に語らせない(傾聴の押し付けをしない)
・自分ができることの限界を知っておく(適切に専門機関・専門家につなぐ)
・被災した方自身の回復力を信じる(依存させるような関係を作らず、その方が自分の力で生きていけるような支援をする)
こう書いてみると、
大きな災害の時だけでなく、
心理的に苦しんでいる方がそばにいる時に
その方と接する大事な原則になりますし、
私たちカウンセラーが、
ご相談を受ける上でも
忘れてはいけないスタンスだなぁ
と思います。
災害は短期的な応急処置だけでなく
長期にわたる支援が必要とされます。
災害のことを忘れずに、
被害に遭った方々に心を寄せて
自分ができる支援を続けることが
大切ですね。
今年も幸せに向かって(2024/1/4)
みなさま
新年あけまして おめでとうございます。
穏やかなお正月を お過ごしでしょうか。
・・・と 新年なので、
のどかなメルマガを お送りしようと考えていたのですが、
大きな地震と航空機の事故 一気に胸が詰まるような
厳しい現実に引き戻されて 文章を書き直していました。
ご自身や関係の方がこの度の災害で 被害を受けてしまった方々には 心よりお見舞い申し上げます。
忙しくて苦労の多い人生の中で 多くの人々が ほっと一息つけるお正月に、
こういう災害や事故が 起きてしまうとは。
本当に、人生の無常や理不尽、 幸せな時間の大切さ、
危うさを 感じずにはいられません。
大きな災害の報道に接すると、
私たちは、 様々な感情で心がかき乱されて 頭も混乱します。
心優しくて、共感力の高い方は
自分が楽しんだりするのが 申し訳ないような 気持ちになるかもしれません。
もちろん 被災した方々を傷つけるような 不謹慎な言動には 厳に慎まなければいけませんが、
こういう時であればこそ、
あなたや周りの人が 幸せでいられる時間を いつも以上に大切にしてください。
幸せは連鎖しますので、 あなたが幸せであることが
いつか、今、苦労をされている方々の 力になることにもなります。
辛い状況におかれている方々へ 気持ちを寄せながら、
自分ができる役割を果たしていくこと。 自分の幸せを追求すること。
今年も着実に 歩みを進めていきましょう。
それでも、ピンチだという時は、
カウンセリングがあるということも 覚えておいてくださいね。
2024年がみなさまにとって、 幸せな年になりますように。
自分のミカタを探すワーク(2023/11/22)
今日は、
「ソーシャルサポート
・ネットワーク」を描く
という認知行動療法のワークを
一つご紹介します。
添付の画像を確認できる方は
そちらを見ていただけると
イメージしやすいのですが、
自分を中心に置いて、
「自分に対してポジティブな関係」
のある対象を書き出していきます。
・何でも話せる親友
・いつも支えてくれるパートナー
・相談に乗ってくれる先輩
・飲み仲間の同僚
などはもちろんのこと、
・よく行くカフェの店員さん
(少しだけ言葉を交わす)
・疎遠になっている学生時代の友達
でもいいですし、
・飼っているインコの○○ちゃん
・大好きな推しのアイドル
でもいいですし、
・亡くなったお婆さんからもらった
ネックレス
・お気に入りのぬいぐるみ
など自分が勇気づけられたり、
気分がよくなるものなら
なんでも大丈夫です。
気持ちが落ち込んだり、
メンタルの調子が悪い時は、
人は「この世界でひとりぼっち」
みたいな気分に
なってしまうことがありますが、
自分の周りには、
こんなに自分のミカタに
なるものがあるんだ、
と思えることで、
支えられるものです。
自分専用の
「ソーシャルサポート・ネットワーク」
の図を描いておいて、
いつでも見ることが
できるようにしておき、
少し時間が空いた時には、
これらのミカタと
積極的に触れ合う時間を取りましょう。
きっと、あなたが、
困難やストレスの多い
この世界を渡っていくのに
心強いお守りになってくれる
はずです。
そうそう、
あなたのミカタの1つとして、
「信頼のおけるカウンセラー」を
加えておくのもお勧めですよー
風邪をひいた日には(2023/11/15)
先週は、久しぶりに
風邪をひいてしまいました。
幸いにコロナでも
インフルでもなかったので
高熱などの激しい症状は
なかったのですが
やはり仕事もしんどく感じ、
プライベートも
イマイチ楽しめませんでした。
人生では、大波・小波、
常に好不調の波がありますが、
風邪をひいちゃったなんていうのも
小さな不調の波のひとつですね。
こうなってみると、
「普通の状態」であることが、
いかにありがたいことか、
あらためて身に沁みました。
特に年を取ってくると
「普通の状態」といっても
どこか体に痛いところや
不調を感じる部分があったりして、
そこに気持ちがいってしまいがちですが
まぁ70%くらい調子がよければ
完璧じゃなくても
十分、幸せなんですよね。
こうやって寝込んでみないと
なかなか気がつかないのですけれど。
日常に起こる、
ちょっとした不幸な出来事も、
「普通の状態」の中にある
「小さな幸せ」に
私たちを気づかせてくれるために
やってくるのかもしれませんね。
もし、ずっと幸せだったら、
私たちは「幸せ」と
感じないかもしれませんね。
また、自分自身の
コンディションがよくなければ
なかなか、他の人に気遣いをする
余裕も持てないものです。
人様の悩み事を聞かせていただく
仕事をするためには、
もっと自分を整えておくことに
気を付けなければ、
と改めて思った次第です。
お仕事がカウンセラーでなくても、
ふだんから、
自分を大切にしてケアすることが
周りの人々も幸せにするために
必要なことです。
心の整理やケアが必要だなと感じたら
「無料お試しカウンセリング」から
ご利用ください。
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カッコ悪い「限界は自分が決める」の使い方(2023/4/5)
先週は年度末でしたので、
全国旅行支援も
これで最後かもしれないと思い、
数年前まで住んでいた
地方都市を訪れてきました。
ここで私が過ごした
会社員として最後の数年間は、
我が半生の中でも、
指折りに苦しかった時期
になります。
・単身赴任で話し相手もなく
・中間管理職で責任は重く
・部下が思うように動いてくれず
・業務成績が悪く
・上司との折り合いも悪く
・酒量が増え体調も最悪
・顧客とのトラブルが頻発する
今、思い出しても
胸が苦しくなる状況でした。
私たちカウンセラーは、
「ロールプレー」といって
カウンセラー役と相談者役を演じて
練習をするのですが、
その頃を思い出して
相談者役をすると
相手の方から、「重たすぎる」
とよく言われます。(笑)
今、振り返ってみると、
絵にかいたような
「悪循環」状態になっていて、
・物事の見方が悲観的に
なっていたり
・人とコミュニケーションを
取るのがおっくうになっていたり
・人の気持ちを思いやる余裕が
なくなっていたり
その結果、次から次に
トラブルやストレスなことを
呼び込んでいたんだなぁ
と思います。
結局、ギリギリまで頑張って、
力尽きてしまったのですが、
もし、今、あの頃の自分に
アドバイスすることができるなら、
・「できない」って、
認めることも大事だよ
・「逃げる」という選択肢も
アリだよ
ということを言ってあげたいです。
「限界は自分が決める」
普通は、カッコよく、
「もっと努力をしろ」、
という意味で使われますが、
時には、カッコ悪く、
自分のために限界を決めて
諦めるということも
長い人生においては
大事なように思います。
久しぶりに訪れた地方都市は、
ちょうど、桜が満開の見ごろで、
土地の食べ物も
美味しくいただきました。
あの頃は、桜の美しさも、
郷土料理の美味しさも
じっくり味わうことも
できませんでしたので、
このような形で、リラックスして
再訪問できるとは夢のようです。
おかげさまで、
様々な人の助けや、幸運によって
自分の人生を取り戻すことが
出来ました。
そういったことへの感謝を抱きつつ
「あの頃の自分」のように
苦しい時期を過ごしている方の、
少しでもお力になれるよう
あらためて、新年度から、
自分でできる努力を
していこうと思いました。
もう、限界ギリギリまでは、
頑張りませんけどね。(笑)
ピンクの象には気を付けよう(2023/3/29)
「ピンクの象のことは考えるな!」
と言われると、
人はどうしても
頭に「ピンクの象」が
浮かんでしまい
考えてしまう・・・
という例え話。
聞かれたことがある方も
多いかもしれませんね。
人は、「~するな」、
と言われると
逆に、そのことが
気になってしまったりします。
また、「~をしない状態」
「~がない状態」というのは
想像しにくいという
脳の性質があります。
ピンクの象のことを
考えないようにするのであれば、
たとえば
「黄色いキリンのことを考えろ」
というのが正解です。
「~しない」ではなく、
その代わりに「~する」ことを
考えるという方法ですね。
これは、とてもシンプルで
大切な原則ですので、
いろんなことに応用が利きます。
子育て中の方であれば、
子どもに向かって
「コップの水をこぼさないように
気を付けて持ってきなさい!」
ではなくて、
「水を運ぶときは、
コップをしっかり握って
ゆっくり歩いてきてね」
スポーツを指導する方であれば、
選手に向かって
「ここは大事な場面だから
絶対に失敗するなよ!」
ではなくて、
「基本に忠実に、相手の動きに
集中するように」
などと、「やったらダメなこと」
ではなく「やるべきこと」
を伝えてあげてくださいね。
また、この方法は、
ご自身で目標を立てる時にも
大切な原則でして、
・小さなことにクヨクヨしない
・お金の心配がなくなりたい
・人前で緊張しないように
という「~ない」系の目標設定は
達成のイメージが持ちにくく、
実現しにくいです。
それがなくなったら、
代わりに「どうなる」のか、
という目標に変換したほうが
いいですね。
・少々嫌なことがあっても
落ち着いていられる
・必要十分なお金を
稼ぎ続けられるようになる
・人前で、堂々と話ができる
というように
「~がある」「~する」という
目標にすることで
脳でもイメージしやすくなります。
ということで、
新年度からの目標を立てる時には、
「ピンクの象」のことは
思い出さないで、
この話のことを
思い出してみてくださいね。
あなたの満たされない4つの願い(2023/3/22)
前回に続き
「対人関係療法」という
心理学の分野から、
お役立ち情報をお届けします。
なにかイライラするとか、
不満だとか、
怒りがあるというときや、
人間関係でトラブルがあるときは、
あなたの中に
「満たされていない願望」
があると考えられます。
「対人関係療法」では、
その願望を大きく4つに大別して
捉えていきます。
原始的なものから順に、
①快楽の追及と苦痛の排除
・仕事の負担を減らしたい
・休みがほしい
・美味しいものが食べたい
・お金が欲しい
など・・・
②好き嫌い
・ウマの合う人と仕事をしたい
・嫌な人とは関わりたくない
・自分が働く会社・業界の
ビジネスモデルに共感できない
など・・・
③所属欲と自尊感情
・仲間になりたい
・でも、他人より優位に立ちたい
・所属先が欲しい
・出世したい
・馬鹿にされたくない
など・・・
④理想の追及
・何かを成し遂げたい
・達成したい
・自己実現したい
など・・・
今の自分のイライラやストレスが、
①~④のどれにあてはまるか
という視点で分析してみると、
少し対処法が見えてくる
かもしれません。
なかでも、
③の「所属欲と自尊感情」
は、社会的生物である
「人間」の特徴をよく表す願望で、
誰もが持つ
「仲良くなりたい、
でも他人より優位に立ちたい」
という矛盾した願いが
人間関係の中では、
様々な葛藤やトラブルに
形を変えてきます。
自分の願望をコントロールし、
他人の願望を理解すること
ができれば、
イライラ・ストレスを減らし、
心穏やかに生きる道が
見えてくるかもしれません。
とはいえ、実際には、
理屈としてはわかっていても、
難しいことが多いのですが、
それでも、わかっていないよりは、
理想に近づくことが
出来ると思います。
一生もののトレーニングですね。
あなたが出遭う4つの問題(2023/3/15)
ずいぶん暖かくなりましたね。
4月からは新年度で、
環境が変化したり、
新しいチャレンジを
予定されているという方も
多いのではないでしょうか?
今日は、そんな方に
知っておいていただきたい
環境変化に伴う
リスクのお話です。
カウンセリングの技法の中に
「対人関係療法」という
アプローチがあります。
ストレスや悩み事について、
その原因になりやすい
「人間関係」の部分に
フォーカスしていく方法です。
その「対人関係療法」では、
状況を把握するために
<4つの問題領域>
という考え方があるので
ご紹介させていただきます。
その①「悲哀」
重要な人の喪失や死別など。
その②「役割をめぐる不和」
身近な人間関係で、
お互いが期待する役割に
ズレがある状況。
その③「役割の変化」
周囲から求めるられる立場や
役割が変化している中で、
本人が対応できていない状況。
その④「対人関係の欠如」
身近に親しい人がいないなどの
孤立や孤独感。
ヒトが人間関係上の
ストレスや悩み事を抱える時は
これら4つの状況に
当てはまっていることが多い
というわけです。
新しい生活にワクワクしている
のはよいことですが、
環境が変化するということは
これら4つの問題領域に
あなたが直面するリスクが高い
ということでもあります。
普段以上に、
体調管理や睡眠に気を付けたり、
ストレス解消のための
時間を取ったり、
自分をケアしてあげるように
してくださいね。
あなたの新しい挑戦を 応援しています。
令和は「A and B」 思考(2023/3/8)
前回に引き続き
「あいまいな喪失」理論で
著名なポーリン・ボス先生
のご講演の中から、
みなさんと共有したいアイデア
の第2弾です。
喪失や悲しみと
「ともに生きていく」ために
自分自身の「レジリエンス」
=心のしなやかさ・回復力
を育むことが役に立つ
ということでしたが、
レジリエンスを
高める方法の一つとして
「A and B 思考」という
考え方を紹介されていました。
私たちは、
困難な状況に直面としたとき、
「A or B 思考」 という硬直した
考え方になってしまいがちです。
例えば・・・
・大切な人と
別れてしまったから、
私は、もう幸せにはなれない。
・試験に失敗したから、
もう将来に希望が持てない。
いっぽうで「A and B 思考」
という発想で考えるとは、
・大切な人と
別れたことは悲しい。
でも、私は新しい人間関係を
作ることもできる。
・試験に失敗したことは
残念で悔しい。
でも、私は
再びチャレンジできるし、
ほかの道へ進むこともできる。
というような考え方です。
どうでしょう?
起こってしまった状況は
変わりませんが、
「A and B 思考」
で受け止めることで、
次の一歩に進む力が
湧いてくるように感じませんか?
人生では歳を重ねるごとに
喪失や失敗の経験・記憶が
増えていきますが、
過去に捉われるのではなく、
残された時間も
有意義に使うために、
「A and B 思考」は
特に中高年以降に
非常に大事になるように思います。
昭和時代には「B&B」が
一世を風靡しましたが、
令和は「A and B」ですね。
「A & B」ロゴの
Tシャツでも作ろうかな?
悲しみは乗り越えなくていい(2023/3/1)
「あいまいな喪失」
の理論で有名な
ポーリン・ボス先生のご講演を
聴かせていただく機会があり、
とても心に残るお話だったので、
いくつか、皆さんと
共有させてください。
大切な人や物、
将来への希望を失ったりして、
悲しみにくれている時、
私たちは
早く悲しみを「乗り越えて」
立ち直らなければ、
と考えると思います。
もしも身近な人が、
そのように悲しみの中にいれば、
早く「乗り越え」られるように
励ましてあげたいとも考えますね。
ただ、ボス先生によると
喪失に伴う悲しみに
「終わり」はなく、
「乗り越え」なくてもいい
とのことです。
乗り越えなければならない
という発想では、
乗り越えるまで
一歩も踏み出せないという
ジレンマに陥ってしまう
ことになります。
そうではなくて、喪失や悲しみと
「ともに生きていく」、
と考えるほうが現実的で
役に立つということでした。
例えば、
大切な人が亡くなってしまい
悲しみが続いている時、
その人のことを忘れようと
努力するのではなく、
毎朝、仏壇に手を合わせて
その人を悼むことを
ルーティンにする
というような方法ですね。
そして、喪失や悲しみと
「ともに生きていく」ために
頼りになるのは、
このメルマガでも
度々話題にしている
自分自身の「レジリエンス」
=心のしなやかさ・回復力 です。
人間には幸いこの「レジリエンス」
が、元々備わっており、
さらに意識することで、
この力を育んだり、
高めたりすることができます。
この話、来週も、もう少し続けたいと思います。
夫婦喧嘩に潜む暖かい感情(2023/2/22)
さて、前回からの続きで
夫婦喧嘩に心理学で
どうアプローチするのか
という考え方のヒントを
2つご紹介します。
ポイント①円環的に考える
夫婦は、それぞれの立場から、
相手が~「だから」自分は~する
と考えています。
たとえば・・・
・妻が口うるさい
「だから」飲んで帰る
・夫が飲んで遅く帰ってくる
「だから」愚痴を言いたくなる
と、相手の行動・態度が原因で、
自分の行動・態度が結果
だと考えていますが、
夫婦間のコミュニケーションは、
「原因→結果」の
一方向の因果関係ではなく、
円環的にくり返されている
ものなので、
立場や切り取り方の違い、
によって
見方が変わるということです。
どちらも原因じゃないので、
「あなたのほうが悪いんだから
変わりなさい!」
と相手を責めるのではなく、
自分の態度を変えてみたら、
相手の態度も変わる可能性が
大いにあります。
ポイント②
「二次感情」を認めて伝える
・なんでそんなことするの!
(しないの!)
・まったく、うるせーな!
といった怒りの感情は
相手の言動に反応している
「一次感情」ですが、
その背景には、
・大切な人と繋がりを
感じられなくて寂しい
・大切な人から
信じてもらえなくて悲しい
という「二次感情」があります。
硬くて冷たい「一次感情」
に対し、
「二次感情」は、
柔らかくて暖かいものです。
対応としては、自分の中にある
「二次感情」の存在を認めて、
それを相手に伝える
努力をすることです。
怒りやプライドが
邪魔をしてくると思いますが、
同じ屋根の下に
暮らすのであれば、
いがみ合っているより
楽しいほうがいいはずで、
「幸せな家庭を築きたい」
という目標は夫婦とも同じはず。
少し冷静になって、
①と②のポイントで
考えてみましょう。
こういった考え方・アプローチは
夫婦間だけじゃなくて、
あらゆる人間関係に
応用できそうですね。
夫婦喧嘩は犬も食わぬ
と昔から言われます。
「夫婦間の喧嘩は、
たいてい些細なことが原因で、
すぐ仲直りするので
相談に乗ったり仲裁したりせず、
ほっとくのがよい」
という意味だそうです。
(なんでも食べるはずの
犬でさえ食べないという例え)
夫婦喧嘩の当事者になると
そんなのんきな事ではない
ように思いますし、
近頃グルメになった
犬にも失礼な言い方ですね。
典型的なパターンを
考えてみましょう。
(コロナ前の会話)
妻:「あなたは、いつも
遅く家に帰ってきては、
疲れた疲れたと言って、
何にもしてくれない!
どうせ、私や子供のことは、
どうでもいいんでしょう。」
夫:「いや、家族が大切だから、
嫌な思いしても遅くまで
働いているんじゃないか!」
妻:「仕事仕事って、飲みに行って
遅くなってるだけでしょう!」
こうやって、口論して
感情をぶつけあっているうちは、
まだいいのですが、
こういう関係が続くと
だんだん疲弊してきて、
夫婦のどちらかが、
「黙り込む、距離を置く」
という戦法に出るようになります。
夫婦の片方だけが
怒っている状態ですね。
さらに段階が進むと、
怒っているほうも疲れてきて、
どちらもが距離を置いて
争いを避けるようになります。
コロナ以降は、
だいぶ状況が変化してきて、
在宅ワークになった夫が
ずっと家にいることで
奥さんのストレスは高まり、
飲みにも出かけられない
旦那さんのストレスも高まり、
緊張感の高まった家庭も
多いようです。
こんな夫婦間の葛藤に、
心理学的は、なにかアプローチが
可能でしょうか?
続きは、次回に~。
あなたに怒りをぶつけてくる人への対応(2023/2/8)
「怒り」という感情は、
非常に強いマイナスのパワーを
持っていますので、
自分自身にも他人にも
さまざまな悪影響を与えます。
「自分の怒り」
をコントロールするには
「アンガーマネジメント」
の手法が役に立ちますが、
他人からの怒りを
ぶつけられることもありますよね。
相手の怒りに正当性があって、
こちらに非があると
認められるときには
誠意を持ってお詫びして、
早々に事態を収束するのが
賢明でしょう。
しかしながら、
相手の怒りが度を越していたり、
理不尽で受け入れられない
と感じるときには、
相手の怒りに巻き込まれて
自分も冷静さを失ったり、
反撃したくなったりします。
ここで、
自分も「怒り」を爆発させて
相手をやりこめようとしたら
もう勝ち負け争い、
泥沼の展開です。
こんな時に、
少し自分の冷静さを
取り戻す方法として、
「目の前のこの人は
私を傷つけようとしている
のではなくて、
この人の魂が困って
悲鳴をあげているのだ」
と考えてみる方法が役に立ちます。
そうすると、
「何に困っているのかな?」
という視点に移ることが出来ます。
我を忘れて怒っている人は、
自分で自分の感情を
コントロールできなくなっている
「気の毒な状態の人」です。
そもそも、幸せを感じていて、
人生楽しいなぁと思っている人は
他人に怒りを
ぶちまけたりしませんからね。
こちらは一段、心のレベルを上げて
冷静な大人の対応でいきましょう。
ちょうど、
まだ言葉をしゃべれない赤ちゃんが
泣きわめいて
必死に何かを訴えているのを
大人の私が
見ているイメージですね。
・お腹が減ったのかな・・・
・うんちでおむつが
気持ち悪いのかな・・・
・一人にされるのが怖いのかな・・
相手が大人なので、
赤ちゃんほど
可愛くはないですけどね。
相手の中の赤ちゃん(魂)
が泣いているイメージで。
・人から大切にされず
プライドが傷ついてるのかな・・・
・ストレスが強くて
余裕がないのかな・・・
・孤独で
愛情に飢えているのかな・・・
私も顧客からの電話対応の仕事を
していたことがあるのですが、
他人から怒りをぶつけられるのは、
とてもストレスフルで、
心身を消耗しますので、
そういうことが職業上多い方は、
本当に大変ですね。
自分に合ったストレス解消法を
たくさん持っておいて
自分を大切にしてくださいね。
私じゃなくてもよいので、
よいカウンセラーを見つけて、
カウンセリングを受けることも
その手段の一つです。
チェンジカーブ:変化への対応(2023/2/1)
「生きているかぎり
変化は避けられない」
という当たり前の事実を、
私たちは忘れがちです。
すべてのものは
絶えず変化をし続けているので
永遠に変化しないものは
ありませんよね。
それでも大きな変化は、
たいてい突然にやってくるので、
多くの人は混乱したり
取り乱したりしてしまいます。
こういう時のために、
人が変化を受け入れる
心理的なプロセスをモデル化した
「チェンジカーブ」
というものを知っておくと
少し安心材料になるかも
しれません。
「チェンジカーブ」は
「死ぬ瞬間」という著作で有名な
精神科医のキューブラー・ロスの
「悲しみを受け入れるプロセス」
を元にモデル化されたもので、
今日のメルマガの冒頭に
貼り付けている図がそれです。
(テキストメールでご覧の方は
すみません)
人は変化に接すると
ショックを受けて
混乱状態になります。
その後、変化の理不尽さに対し、
否定したり、怒りを覚えたり、
抵抗したりし、
やがては激しい落ち込みを
経験することもあります。
しかしながら、落ち込みの後は、
徐々に変化を受け入れ
対応していくプロセスへと
向かいます。
もちろんモデルなので、
必ずしもプロセスが
このように進まなかったり、
進む速度が人によって違ったり、
ときには行ったり来たりする
こともあるかもしれません。
しかし、
このモデルを知っておくことで、
・今の自分の怒りや落ち込みは
自然な反応である
・今は変化に適応していく
プロセスの途中である
・この苦しみは
いつまでも続くわけではなく、
いつか抜け出すことが出来る
ということを信じられる
のではないでしょうか。
そして・・・
今あなたの手の中にある幸せも
永遠ということはないのですから、
感謝し、しっかりと
味わっていきたいですね。
それが「人生の午後」ならば(2023/1/25)
今日のお話も、
ミッドライフ・クライシス
世代の方へのメッセージです。
スイスの偉大な心理学者
&精神科医であるユングは、
人間の生涯を太陽の運行に例え、
40歳前後を
「人生の正午」と呼び、
人生を前半と後半に区別する
という考え方を提唱しました。
これになぞらえば、
ミッドライフ・クライシス
(中年の危機)は、
ちょうどこの「人生の正午」
を通過したあたりで
やってくるという
イメージですね。
いつまでも続くと思っていた
1日も、
太陽がピークを過ぎると、
これから夕方、
夜もやってくるということが
ぼんやり意識されてきます。
「人生の午前中」は、
社会のルールに馴染むこと、
仕事について稼ぐこと、
家族を持ち子どもを育てること、
などに一生懸命だった私たちも、
「人生の午後」に入ってくると
人生の次のステージに相応しい
楽しみや、生きがい、
目標を見つけることが
大切になってきます。
それがないと、
夕方になる寂しさや、
太陽が沈み夜になる不安だけが
クローズアップされて
しまいます。
午後には午後の
楽しみがあります。
・アフタヌーンティー
⇒おやつの時間
・ハッピーアワー
⇒安く飲める時間
・マジックアワー
⇒日没前の目くるめく時間
・プライムタイム
⇒くつろぎ楽しむ時間
・夜寝る前
⇒一日を振り返る静かなひと時
もし午前中に、
失敗や辛いことが多かったとしても、
真夜中を迎えるまでには、
いろいろと楽しい時間が、
残されています。
ミッドライフ・クライシスは、
これまでのあなたの
価値観を見直し
楽しい未来像を描き直す
タイミング、
と捉えたいですね。
さて、どんな未来を
描きましょうか?
「喪失」は突然にやってくる(2023/1/18)
大切な人の死、
失恋や親しい人との別れ、
退職や異動で役割を失った、
などなど・・・。
「喪失」は、
とても大きなストレスになり、
ときには、メンタル不調のきっかけ
となったりします。
これを読んでくださっている方にも、
喪失後の悲しみの中にいる方も
いらっしゃるかもしれませんね。
生きていると
いろんな種類・大きさの
「喪失」を経験しますし、
多くの場合、
「喪失」は不可効力であり、
突然やってくるので
準備もしにくいものです。
「喪失」体験に伴って、
悲しかったり苦しかったりするのは
とても正常な反応であり、
ダメージから立ち直るには
一定の時間も必要になりますが、
できるだけ前向きに捉えることで、
心へのダメージを軽減し、
少し早くリカバリーすることが
できるかもしれません。
「大切な人の死」であれば・・
その人が亡くなったからといって、
あなたとの思い出や関係性までが
消え去ったわけではありません。
「親しい人との別れ」であれば・・
相手から去っていったのであれば、
相手の事情を本当に
理解することはできないですし、
相手の気持ちを
変えることもできませんから、
よい意味の諦めも必要です。
また、今後のために少しだけ、
反省したほうがいいことが
あるのかもしれませんね。
「退職や異動で役割を失った」
のであれば・・
それは自分に
何を教えてくれているのか。。。
もしかすると、
仕事中心の生き方を見直し、
もっと人生で大切なことに
目を向けろ、
というメッセージかもしれません。
「喪失」は辛い体験ですが、
少なくとも自分の人生物語の
一つの彩りではあります。
いいことしか起こらない人生は
ないですし、
何も起こらない物語は退屈です。
失ってはじめて、
失ったものが
どれだけ大切だったか気づける
ということもあると思います。
どんなに辛い感情も、
いつまでも続くことは
ありません。
辛い時は、おおいに泣いたり、
誰かを頼ったり、
感情に蓋をせずに、
生きている証として、
辛い感情を丁寧に味わう、
というスタンスも必要です。
そして涙が乾いたら
顔を上げて、
大切なものを失っても
まだ、あなたの手の中にあるもの
そばにいてくれる人に
感謝して歩き出しましょう。
失った分、新しい何かが
あなたの人生に入ってきます。
ミッドライフ・クライシスがやってきた!(2023/1/ 11)
ミッドライフ・クライシス
(midlife crisis)という言葉を
お聞きになられたことは
ありますか?
日本語では、「中年の危機」
と訳されたりしますが、
気力・体力・容姿の衰えなどを
自覚し始める
40代~60代にかけて、
多くの人が体験する
精神的危機のことで、
一説には、ほぼ80%の人が
これを体験するということです。
定年退職、子どもの独立、
病気、パートナーとの別れ、
孤独感、老後への不安など、
きっかけは様々ですが、
「自分の人生は、
これでよかったのだろうか?」
などと考え、
これまでの生き方や
自分自身への自信が
揺らいでしまって悩んだり、
時には、
うつ状態に陥ることもあります。
昔のように
人生50年という時代には
大きな問題にならなかったこと
かもしれませんが、
人生100年時代となってくると
ミッドライフ・クライシスを
いかに乗り越えて、
人生の後半を充実させるかは
現代人にとって
大きなテーマになります。
ミッドライフ・クライシスの
真っただ中にいる時は、
暗くて出口が見えない
トンネルのように
感じるかもしれませんが、
考え方を変えれば、
これまでの生き方を見直し、
自分らしい
新たな人生を歩み始める
きっかけにすることも可能です。
ただ、これを乗り越えるのは
人生を変えるくらいの
大きなチャレンジですから、
いろいろな
心理学のアプローチも総動員して
対応する必要があります。
これからも時々、取り上げて
考えていきたいテーマです。
少なくとも、このメルマガを
読んでくださっている方であれば、
「新しい自分を見つけ、
人生の後半戦を充実させる
チャンスが来た!」
と前向きに捉えていきたいですね。
苦労があっても諦めなければ
かならず乗り越えられます。
今年は長所を活かしていこう(2023/1/4)
新年あけまして
おめでとうございます。
年末年始は、
よい時間をお過ごしに
なりましたでしょうか。
今年も頑張って、
週一でメルマガ配信
していきますので、
お付き合いいただければ
幸いです。
年の初めですし、
できるだけ
ポジティブな話題にしたいと
思いますので、
今年は長所を大切にしよう、
というお話から。
早速ですが、
「あなたの長所はなんですか?」
と、聞かれて、
最近、面接を受けた方なら、
パッと答えられる
かもしれませんが、
「そんなこと恥ずかしくて
考えてない」
という方や、
「自分には、特に
長所と言えるほどのものはない」
と謙遜される方も
いらっしゃるかも。
いえいえ、少なくとも、
このストレス社会の中で、
何十年か人間をやってきた
ということは、
あなたにも
必ず長所があるはずです。
少し、立ち止まって
考えてみてください。
それでも出てこないという方は、
あなたをいつも悩ませている
自分の短所だと思っていることを
ひっくり返してみると
ヒントが見つかるかも
しれません。
将来のことを考えると、
どうも不安になってしまう
という方は、
行動する前に
慎重にリスク分析をするので、
実際は、失敗の少ない人
かもしれません。
気が付いたら、なんか
損な役割を負わされることが多い
という方は、
とても真面目で
高い責任感の持ち主で、
他人から見たときに、
この人ならきちんとやってくれる
という信頼感が高い人
なのではないですか?
言葉遊びじゃなくて、
人の長所と短所は
同じコインの裏表なんですよね。
ある人の特性が、
いいように発揮されたら長所、
悪い面が出てしまったら短所、
ということですから。
仕事であっても
プライベートであっても、
自分の強みを活かした
ライフワークと呼べるものを
見つけることができたら、
幸せな人生に向けて、
大きな一歩を踏みだせる
ことになります。
最後に、
ポジティブ心理学の
研究者が作っている
自分の強みを知るテストのサイト
をご紹介します。↓
https://www.viacharacter.org/survey/account/register
無料で実施できますので、
ぜひ一度、
やってみてください。
(英語のサイトですが、
日本語も選択することが
できますので、ご安心を。)
2023年は、
自分の強みを知って活かして、
パワフルに行きましょう。